凱旋門賞登録馬119頭、JRAからは5頭が登録
現地時間の10月1日にフランスのシャンティイ競馬場で開催される凱旋門賞(仏G1、芝2400m)の予備登録が10日締め切られ、フランスの競馬統括機関「フランスギャロ」は119頭の登録馬を発表した。
JRA調教馬では合計5頭の馬が登録。カデナ(牡3、栗東・中竹和也厩舎)、キタサンブラック(牡5、栗東・清水久詞厩舎)、クリンチャー(牡3、栗東・宮本博厩舎)、サトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)、サトノノブレス(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)の5頭が登録した。
海外馬だと、昨年の欧州年度代表馬に選ばれたマインディング(牝4、愛・A.オブライエン厩舎)や、ドバイシーマクラシックの覇者であるジャックホブス(牡5、英・J.ゴスデン厩舎)、また、日本のノーザンファームから誕生したディープインパクト産駒で日本生まれのフランス調教馬のアキヒロ(牡3、仏・A.ファーブル厩舎)などは有力馬として注目したい。
今年の凱旋門賞は現役最強の呼び声が高いキタサンブラックに、昨年クラシックで大活躍したサトノダイヤモンドなどを筆頭に、日本を代表する多くの強い馬が参戦。とくにキタサンブラックは、国内での人気はもちろんだが、世界最大級のイギリスのブックメーカー「ウィリアムヒル」でもマインディングと同率の2番人気の11.0倍に推されており(5/11時点)、世界でも注目を集めている。今年は日本馬が初めて凱旋門賞を制する瞬間が見られるかもしれないという大きな期待がかかっているだけに、国内のG1レース以上に注目が集まっている。
昨年は3番人気のファウンドが優勝、2着にハイランドリール、3着にオーダーオブセントジョージが入着し、A.オブライエン厩舎の管理馬が1~3着を独占したかたちとなった。最終的に日本馬が何頭出走するかは未定だが、今年は日本馬による1~3着独占なんて結果を夢見ながら、レースを心待ちにしたいと思う。