競馬ヘッドラインロゴアイコン

【しらさぎS2026】新星誕生か、古豪の復活か?実績馬と上がり馬の力関係を探る

公開: 2026/06/19 14:35(更新: 2026/06/19 15:43)

中央競馬
【しらさぎS2026】新星誕生か、古豪の復活か?実績馬と上がり馬の力関係を探る

日曜の阪神競馬メインはサマーマイルシリーズ初戦のG3「しらさぎステークス」が開催。昨年創設された新設重賞で今年が第2回となる。

今年のマイル路線はヴィクトリアマイルを制したエンブロイダリー、安田記念を勝ったシックスペンス、そして昨年のマイル王者ジャンタルマンタルを中心に勢力図が形成されつつある。その中で、このしらさぎステークスは夏から秋へ向けて新たなマイル路線の主役候補が名乗りを上げる重要な舞台となる。

そんな中、実績面で最も注目を集めるのがエルトンバローズだ。ディープブリランテ産駒の6歳牡馬で、昨年はマイルチャンピオンシップ5着、有馬記念にも出走するなど一線級で戦ってきた実力馬である。

本来であれば実績最上位の存在だが、今年に入ってからは東京新聞杯13着、マイラーズカップ8着と結果を残せていない。近走成績だけを見れば強気には推しづらいものの、今回は松若風馬騎手との新コンビで挑む予定。近走の敗戦によって人気を落とすようであれば、むしろ狙い目となる可能性も十分ある。重賞戦線で揉まれてきた経験値は、このメンバーに入れば大きな武器となるはずだ。

一方、本レースで飛躍が期待されていたベラジオボンドが直前で回避となったことは残念なニュースだった。前走マイラーズカップで3着に好走し、マイル界の新星候補として期待されていただけに、陣営にとっても痛い離脱となった。

そのベラジオボンド不在で、一気に注目度が高まりそうなのがスマートワイスである。母は重賞戦線で長く活躍したスマートレイアーという良血馬。ロードカナロア産駒の5歳牡馬で、これまで条件戦で惜敗が続いていたが、前走の渡月橋ステークスでは1番人気に応えて快勝し、待望のオープン入りを果たした。

気になるのは阪神芝コースで3戦未勝利という点だが、それでも今回は川田将雅騎手を確保。前走内容からは充実ぶりがうかがえ、ここで一気に重賞タイトルへ手を伸ばしても不思議ではない。条件クラス時代とは明らかに馬の勢いが違うだけに、重賞初挑戦でも軽視は禁物だ。

伏兵候補として面白い存在がスリールミニョンである。ミスターメロディ産駒の4歳牝馬で、2歳時から重賞路線を歩んできた経験馬だ。

阪神ジュベナイルフィリーズ5着の実績は、このメンバーに入っても見劣らない。前走の安土城ステークスでは11番人気の低評価を覆して3着に好走しており、現在の充実ぶりを示した。今回も永島まなみ騎手とのコンビ継続予定で、人馬ともに勢いを感じさせる。

牡馬相手の重賞戦となることで再び人気は上がらない可能性が高いが、だからこそ馬券的な魅力は十分。近走内容だけを比較すれば、重賞でも通用するだけの下地は整っている。

しらさぎステークスは創設間もない重賞ながら、サマーマイルシリーズの行方を占う重要な一戦となる。今年はベラジオボンドの回避によって混戦色がさらに強まった印象だ。実績馬エルトンバローズの復活か、スマートワイスの素質開花か、それともスリールミニョンが波乱を演出するのか。秋のマイル戦線へ向け、新たな主役候補が誕生する可能性を秘めた注目の一戦となりそうだ。

【UHB杯2026】4年連続で1番人気が馬券圏外、波乱傾向の一戦で浮上する牝馬勢に注目