海を越える血のロマン!日本のシャトル種牡馬は南半球でも好評価

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今年の種付けシーズン開幕までまだ少し時間がありますが、日本のシーズンオフを利用して南半球のオーストラリアでシャトル供用されていたモーリスとアドマイヤマーズ、同じくニュージーランドで種牡馬生活を送っていたサトノアラジンの3頭が、今年の種付けシーズンに備えて帰国しています。

アドマイヤマーズはまだ現地で大物輩出とまではいっていませんが、2年連続5度目のシャトル種牡馬となったモーリスは、日本国内ではピクシーナイト、ジェラルディーナの2頭がG1を制しており、オーストラリアでも2021年のVRCヴィクトリアダービーを制したヒトツが、その後もVRCオーストラリアギニー、ATCオーストラリアンダービーを立て続けに連勝し、さらにマズもVRCドゥームベン10000を勝利するなど現地でもG1馬を輩出しており、さらなる飛躍が期待されています。

またニュージーランドではセイクリッドサトノ、グランドインパクトの2頭が重賞勝利を果たしており、サトノアラジンの評価がさらに上がっています。

日本国内でも人気となる血統背景だけに、今年の種付けにも現地での産駒の活躍が影響してきそうで、良質の繁殖牝馬を集める可能性が高く、期待が高まります。

無事是名馬といいますが、現役生活後の種牡馬生活も含めて長く無事でいてもらうことで、日本で活躍した馬たちの血が世界中で受け継がれていることを考えると、シャトル種牡馬の3頭も含めて、日本の血脈が世界で活躍するシーンが今後さらに増えていくといいですね。