【JRA青葉賞2023予想】スキルヴィングで鉄板か?唯一の不安材料は…
今年の青葉賞はスキルヴィングの一強ムード。
前走のゆりかもめ賞では控えて追走、直線は外から上がってメンバー最速の上がり3F34秒0の脚で伸びて3馬身差の完勝を果たした。この時の2着馬サヴォーナは次走のアザレア賞を快勝しており、レースレベルも十分に高い一戦であった。今年は目立った実績馬がおらず、1勝クラスをここまでしっかりと勝ちきった同馬が最上位の存在と見て間違いないだろう。
また、母がシンボリクリスエス✕アドマイヤベガ。いずれも3歳春で東京芝2400mの重賞を勝っており、血統配合からも同舞台はベスト。2月に行われた前走のゆりかもめ賞の時よりも馬場コンディションは良さそうで、馬場も味方してくるはずだ。
瞬発力、器用さ、精神面の強さなどは最上位で、こうした実績や能力、血統の魅力がスキルヴィングの人気を高めているのは事実だが、何より他の馬を本命にする根拠や期待値のある馬が見当たらないというのが一強ムードをさらに高めている理由だ。まともならここは相手探しの一戦と見て組むのが妥当に思える。
この時期の3歳馬としてはスキらしいスキが見当たらないが、強いて不安材料を挙げるとするなら、“前半の脚が無い”という点くらいだろうか。デビューからの3戦は全て出遅れており、出遅れ癖があるのがネック。差し・追い込みもよく決まるレースではあるものの、後ろ過ぎると届かない可能性もあるだろう。
波乱があるなら狙い目は先行の人気薄か。何れにせよ、出遅れがデフォルトの一倍台の1番人気を信頼しすぎるのは危険とも言えよう。疑って波乱に期待した馬券を組んでみるのも、一つの手かもしれない。