【シルクロードS予想2025】1200mで素質開花したソンシ、逃げ・先行馬多数でも問題なし?
前走の淀短距離Sを快勝し、約1年ぶりに重賞戦線を駒を進めてきたソンシ。
前回の重賞は昨年3月のファルコンSで、結果は3着入線。出遅れから押して好位を追走し、ジワジワと伸びるも2着馬に2馬身離され、0秒4差の3着までが精一杯という内容だった。先行して緩めの流れからキレを問うような競馬に強いタイプなので、出遅れて序盤からそこそこ流れたレースで3着なら悲観する必要はないだろう。
以降も着実に勝ち星を積み重ね、2走前のタンザナイトSで初の1200mに挑戦して2着、前走の淀短距離Sを快勝と1200mへ距離を縮めてパフォーマンスを上げてきた。
2走前のタンザナイトSでは初の1200m戦ということもあって無理せず控える競馬を選択したが、続く前走の淀短距離Sではしっかりと前へ付けてきた。好位追走から4コーナーで番手に進出してくると、直線に入っても余力たっぷりに伸びて快勝した。
この馬はまず“左回りが合う”という点が心強い。立ち回りが上手く、レースセンスもメンバー上位と言える高さだ。前走で1200m戦でも前へ行けることは証明できたし、ここは通用するどころか、優勝候補の最右翼に目される人気馬となる可能性も高い。
ただ、今回はピューロマジック、ウインカーネリアン、グランテスト、シロンなど逃げ馬候補が多数参戦。逃げ馬の番手で我慢の競馬をさせ、しまいで獲りに行く競馬を展開するパターンも考えておく必要がありそうだ。
シルクロードS自体が前が来やすいレースではあるが、今回これだけ逃げ・先行馬が揃っていると予想される展開面を考慮すると割り引きたくなる。それでも地力や適性は上位と言えるだけに、簡単には消せない1頭だ。