シンボリクリスエス死亡、蹄葉炎で
2002~2003年の有馬記念、2002~2003年の天皇賞・秋などG1を4勝したシンボリクリスエス(牡21)が8日、千葉県成田市のシンボリ牧場で蹄葉炎(ていようえん)のため死亡したことが明らかになった。9日、JRAが発表した。
シンボリクリスエスは2001年に東京の1600mでデビュー。翌年2002年に重賞初挑戦となった青葉賞を制し、重賞初制覇を達成。同年の東京ダービーでは2着に好走し、秋は天皇賞・秋を制しG1初制覇を達成。年末の有馬記念も優勝し、同年でG1・2勝を果たし、同年の年度代表馬・JRA賞最優秀3歳牡馬に輝いた。
翌年2003年も天皇賞・秋を制し連覇を果たすと、年末の有馬記念も制し同様に連覇を達成。同年の年度代表馬・JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞した。ラストランとなった同年の有馬記念は2着馬リンカーンに9馬身差をつける圧勝だった。
その後は種牡馬入りを果たし、代表産駒には菊花賞とジャパンCを制したエピファネイアや、ダートG1(Jpn1)を4勝のルヴァンスレーヴ、同3勝のサクセスブロッケン、2012年安田記念覇者のストロングリターン、芝短距離重賞を4勝のサンカルロなどがいる。
シンボリクリスエスは父Kris S.、母Tee Kay、その父Gold Meridianという血統で、米国産の黒鹿毛の牡馬。通算成績は15戦8勝、うち重賞は6勝。シンボリクリスエス号のご冥福をお祈りします。