【追憶の名馬面】ロジータ9月の終わり。煌びやかな都会から列車が下ってきた。行き先はそれまでいた場所とは一転し長閑な街。この列車に乗っている者達に対して私は、もう一度頑張ろう!まだまだやれるさ!と暖かいエールを送りながら列車を見送る。 しばらくす...
【追憶の名馬面】サイレンススズカ日々刻々と進む時間という概念は戻ることをしない。常に先へ進み、新たな世界を創造し続けるだけだ。 しかし、1秒、1分、1時間…歩みを止めることなく進み続ける時の流れの中で、不意に戻りたい、或いは止めたい、と願う瞬間がある。...
【追憶の名馬面】ベガ例え、他人から蛇蝎の如く嫌われても、己の信念を貫き通した男がいた。 その男、吉田善哉は、時に国と、またある時は同業者と争いながら、社台ファームという牧場を築き上げたホースマンである。 馬に全てを捧げた男の経営は単純明瞭で...
【追憶の名馬面】オグリキャップ人類皆平等、というが仔細に観察すると、大なり小なり、差は存在している。 貧富の差、頭脳の差、魅力の差…。色々あるそれを意識した時「頑張って差を埋めよう!」と努力する者と「馬鹿野郎、クソッタレめ…」と荒む者に分かれる。 常...
【追憶の名馬面】アグネスフライト - 3/3【追憶の名馬面】アグネスフライト - 2/3の続き 歓喜の涙と悔し涙を流した青春時代が終わり、古馬になったアグネスフライト。京都記念から始動するも、マックロウと安田康彦の末脚に屈し2着。まさかこれが最後の連対になるとは、...
【追憶の名馬面】アグネスフライト - 2/3前回からの続き 先に、抜け出したのはエアシャカールと武。しかし、内へ内へとササる暴れん坊は、天才の手を煩わせた。必死に矯正する武を目掛けて、外から一頭の馬が、ぶっ飛んで来た。 アグネスフライトと河内洋! 捻くれる相棒を必...
【追憶の名馬面】アグネスフライト - 1/3拝啓、アグネスフライト様 何を思ったのか、ある時、自分が読みたい競馬の話を書きたくなった。書きたくなった、とは言うものの、秀でた文才も知識も無いので、思いついた言葉と知っている情報だけを繋ぎ合わせて、書き始めました。 最...