【ローズS予想2021】力をつけてきたタガノディアーナ、3度目の正直で最終クラシックへ！

3日間開催の2日目、中京の日曜メインは秋華賞トライアルのローズステークスです。例年阪神競馬場での開催ですが、昨年と今年は中京競馬場での開催と少し傾向が違ってきそうな中、昨年は3連単が100万を超える大波乱。今年もクラシックに出走してきた馬が少ないことから、荒れそうな気配があります。

そんな中で注目しているのは、タガノディアーナです。

タガノディアーナは、デビュー戦から4戦連続で上り最速をマーク。クラシック第一戦の桜花賞への切符を狙ったチューリップ賞でも上り最速をマークしましたが、ハナ差の4着で桜花賞に出走できず、オークスに向けた忘れな草賞でも1番人気に推されながら6着に敗れてオークスに出走できず、クラシック2戦にあと一歩だった馬です。

今回クラシック最終戦となる秋華賞へ出走すべく、夏の小倉で1勝を加算して最終トライアル、ローズステークスに出走してきました。まさに三度目の正直の言葉通りで、今度こそという気持ちは他の陣営以上に持っていることでしょう。

その気持ちを後押しするように、今回は主戦の和田騎手が戻ってくるのも大きく、昨年は11番人気だったオーマイダーリンを3着に好走させています。中京ローズステークスでの差し馬の騎乗は好材料です。

タガノディアーナ自身も力をつけていて、前走の糸魚川特別は2着でしたが、勝馬は牡馬のランドオブリバティで、G1ホープフルステークスで2番人気に推されたほどの実力馬です。その馬に半馬身及びませんでしたが、上り時計は上回っていますし、脚色はむしろ上だったのですから、牡馬のクラシック路線を狙う馬と同じくらいの力を付けている証拠でもあります。今回出走馬18頭の中でも、相手関係は一番のレースを走ってきています。

さらに面白いのが、糸魚川特別の5着馬は昨年和田騎手が乗って3着になったオーマイダーリンだった点。しっかり先着し、オーマイダーリンから「今年はあなたよ！」と後押しされたのかもしれませんね。

ということで今年のローズステークスは、力をつけてきたタガノディアーナが3度目の正直で最終クラシック秋華賞への切符を掴んでくれることに期待して応援したいと思います。