【巴賞2026】人気傾向は「2番人気」が圧倒的!関東馬優勢のデータから注目馬を考察
公開: 2026/07/10 07:40

今週の日曜、函館競馬のメインレースとして行われるのが、芝1800メートルで争われる3歳以上オープンの別定戦「巴賞」だ。
例年、函館開催らしくコース適性や洋芝への対応力が結果を左右するレースだが、過去の傾向を振り返ると、人気や所属地区にも興味深い特徴が見えてくる。
「1番人気」と「2番人気」が信頼できるレース
過去5年の結果を見ると、最も印象的なのは2番人気馬の安定感だ。
2番人気は5年間で4勝を挙げており、勝率という点では群を抜いている。一方、1番人気は勝利こそないものの4回の2着があり、大きく崩れるケースは少ない。
つまり、このレースは人気上位馬がしっかり力を発揮しやすい一方、「あと一歩」で勝ち切れないケースも少なくないという特徴がある。
反対に気になるのが3番人気馬の成績だ。過去5年では一度も連対を果たしておらず、人気ほど結果につながっていない。
もちろん今年も同じ傾向になるとは限らないが、混戦ムードが漂う年だからこそ、最終的な単勝オッズや馬場状態を確認したうえで上位人気馬の評価を見極めたい。
関東馬が圧倒的な存在感
所属別の成績では、美浦所属馬が4勝を挙げているのに対し、栗東所属馬の勝利はわずか1回。
函館開催は長期滞在で調整する関東馬も多く、輸送負担の少なさや洋芝への順応という面でもアドバンテージが生まれやすい。
そのため、今年も上位人気馬を比較するのであれば、まずは関東馬を優先して評価したいところだ。
関西勢ではイガッチとレディネスに注目
関西馬の中では、イガッチが有力候補の一頭となる。
前走の函館記念では1番人気に支持されながら6着に敗れたものの、相手関係を考えれば大きく評価を落とす必要はない。今回はオープン特別へ舞台が替わることで、巻き返しが期待される。
レディネスも侮れない存在だ。
前走は白富士ステークス4着。その後は休養を挟んでの実戦復帰となるが、3歳時にはプリンシパルステークスを制し、日本ダービーへ駒を進めた実績を持つ。
久々の一戦だけに仕上がりがポイントとなるが、本来の能力だけなら十分に上位争いが可能な一頭と言える。
データが後押しするシルトホルンの巻き返し
今年、データ面から最も注目したいのが関東馬シルトホルンだ。
前走のエプソムカップは7着に敗れたが、重賞相手の一戦で悲観する内容ではなかった。
むしろ評価したいのは、ローカル開催のオープンクラスで見せてきた安定した成績だ。小回りコースでは先行力を生かした競馬が持ち味で、大崩れする場面は少ない。
函館芝コースでは過去に結果を残せていないものの、今回は前々走で同馬を3着へ導いた丹内祐次騎手との再コンビが実現する。
丹内騎手は函館開催を得意とする騎手の一人であり、コースを熟知している点も大きなプラス材料だ。
コース実績だけを見ると強く推しづらい部分はあるが、近走内容や騎手との相性を考えると、今回は巻き返しの条件が整った一戦と考えられる。
巴賞は「人気」と「所属」の組み合わせが攻略のカギ
巴賞は実績だけでなく、過去の傾向を素直に生かしたいレースでもある。
近年は2番人気が抜群の成績を残し、1番人気も大きく崩れていない一方で、3番人気は苦戦が続くという特徴がはっきり表れている。
さらに、美浦所属馬が関西馬を上回る成績を残している点も見逃せないデータだ。
もちろん競馬に絶対はないが、今年も人気上位の関東馬を中心に馬券を組み立てるのが基本戦略となりそうだ。その中でもシルトホルンは、近走内容と鞍上強化を踏まえれば巻き返しの可能性を十分に秘めた存在であり、今年の巴賞で注目すべき一頭と言えるだろう。

