【日経新春杯2021予想】関西得意の関東馬バレリオが1年ぶりのブリンカー着用で大変身か！？

今週の中京競馬場では、G2ハンデ戦の日経新春杯が行われます。例年京都競馬場の2400mでの開催されていますが、今年は京都競馬場改修により、中京競馬場で1ハロン短い2200mで実施されます。

例年、春の中長距離G1を目指す重要なレースとして好メンバーが揃いますが、今年も6億を超える高額取引馬で連勝中のアドマイヤビルゴや、サートゥルナーリアのライバル的存在のヴェロックス、昨年の毎日王冠・2着のダイワキャグニー、3着のサンレイポケットなど実績馬が出走してきました。
　
ただ、今年は中京開催で例年の傾向が当てはまらないのに加えて、出走馬16頭中、前走勝っている馬はアドマイヤビルゴのみ。前走馬券圏内の馬でさえ4頭しかいないこともあり、かなり予想が難解なレースとなっています。

そんな中で注目しているのはバレリオです。

バレリオは、ステイゴールド産駒の6歳牡馬です。前走はアルゼンチン共和国杯に出走し、15着と大敗しています。しかし、この時は内側が荒れていて伸びない特殊な馬場の中、1番枠から内々を距離ロスなく進み、荒れ馬場で体力は大幅にロスしたようで直線はインから全く伸びずの大敗でした。敗因は明らかですので馬場が良ければ巻き返しのチャンスは大きいはずです。

今年は中京開催で、京都が得意な関西馬が例年ほどのアドバンテージがない中、バレリオは中京競馬場1戦1勝ですし、関東馬ながら関西遠征時は2戦2勝と関西で勝利しています。さらに今回バレリオは、ほぼ1年ぶりにブリンカーを着用します。その時は2戦して1勝と16着大敗という結果でしたが、その1勝は阪神への遠征で、16着大敗は長距離3400mのダイヤモンドステークスでまともに引っかかっての大敗でした。相沢調教師さんのコラムでは距離の不安を懸念していましたが、力負けではないことを強調されていただけに、度外視しても良いレース結果だったと言えます。
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合よく度外視するなら、ブリンカー初戦で関西遠征で勝利しているだけに、今回久々のブリンカー着用と関西遠征競馬で好走する要素が意外に揃っています。今回のハンデは55kgですが、オープンを勝ったばかりのアドマイヤビルゴが56kgで、G3で57kgだったヴェロックスが据え置き57kgということからも、ハンデ比較でも恵まれている印象があります。

ということで、今年の日経新春杯は、関西得意の関東馬バレリオが1年ぶりのブリンカー着用で大変身を魅せてくれることに期待して応援したいと思っています。