【葵ステークス2020予想】未勝利脱出に手こずったビップウインク、連勝で初重賞へ挑む

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今週の3歳限定、芝1200mで開催の葵ステークスは今年で第三回目となる若い重賞ですが、元はオープンレースとして組まれていたレースです。2勝馬が多く登録していることもあり、13頭中11頭が出走可能となっています。

函館2歳S勝ち馬ビアンフェは出走可能だったと思われるNHKマイルカップを見送ってこちらに参戦しており、57kgを背負うことは懸念材料とは言え得意の芝1200mに戻って復活なるかに期待がかかります。

そして今回注目したいのは、牝馬のため54kgでの出走が可能となっているエイシンフラッシュ産駒ビップウインクです。鞍上は今年の高松宮記念で初G1制覇を果たした松若騎手が務めることとなりました。

未勝利脱出まで4戦を要しましたが、その後の1勝クラスは初戦で制し、ここにきて連勝中と勢いに乗っています。また、未勝利脱出は先行、その次の1勝クラスでは控えて追い込んで勝利と自在性も身に着けつつあり、フルゲートで展開の読みにくい今回のようなレースでも武器となりそうです。

血統を見ても、母の半姉には桜花賞・NHKマイルカップ勝ち馬のラインクラフトがおり、初重賞挑戦にはなりますが血統面では十分勝ち負けが狙えそうな背景を持っています。

今回の松若騎手を含めて全てのレースで異なる騎手が騎乗と、主戦が固定されていない馬ではありますが、土日の移動が制限されている特殊な現状を考えると、鞍上を選ばずに連勝ができているというのもまた強みと言えます。

人気も4,5番手くらいには落ち着きそうなため、馬券検討の際にはぜひ名前を思い出して欲しい一頭です。