【函館スプリントS予想2017】G1馬セイウンコウセイを止める函館四天王たち!
G1馬にとって夏競馬は休養期間といった印象ですが、G2賞金最高額を誇る札幌記念からの始動は最近でもハープスター、ゴールドシップなどでもおなじみといったローテーションですが、あくまで凱旋門賞を見据えて洋芝を叩き台にしたいという意図が見えていました。やはり暑い時期は人も馬も休みたいもの。しかしながらこの馬はどこに目標をおいているのか?6月から動き出す今年の高松宮記念優勝馬セイウンコウセイが函館スプリントステークスで復帰初戦を迎えます。主戦の幸英明騎手が騎乗し、休み明けでも連対実績もある安定感抜群の本馬なので一番人気は間違いのないところでしょう。
とはいえ、つけいるスキが全くないかといえばそんなことはありません。まずセイウンコウセイは函館競馬場初見参。それどころか、札幌競馬場も出走経験がなく、今年のサマースプリントを転戦するにせよ初物尽くしという流れになりそうです。さらに今回は洋芝巧者が複数登録してきています。
函館2歳S勝ち馬で当時の勝利ジョッキー岩田騎手が久々に手綱を握るブランボヌール。9歳ながらもオープンで安定感ある走りを見せる古豪エポワス。夏になるとなぜか急に走り出す、馬名とのギャップも魅力のクリスマス。さらに勝ちこそないものの、函館競馬場2着の経験があるシュウジ。どの馬も函館競馬場の芝1200mなら逆転がありうる馬たちばかりです。
56キロで出走可能な点で函館スプリントSを選んだと思われるセイウンコウセイ。スプリンターズSを大目標においているとするならば、ここはまだ全力を出す場面ではなく叩き台、または洋芝適性を試す出走の可能性もあるとみます。そうなると上記の函館短距離四天王ともいえる4頭にチャンスが出てきます。G1馬が1頭の出走ですので、人気が集中する可能性もあり、今回はセイウンコウセイ以外の単勝に妙味がありそうですね。