史上初JRAダートG1を牝馬優勝したサンビスタ登録の東京大賞典前に引退、繁殖入り

12月29日(火)開催の東京大賞典にも登録があった、史上初の牝馬でのJRAダートG1優勝の偉業を成し遂げたサンビスタ。結局、出走せず引退し来年からの繁殖に備えることになりました。もともと地方競馬で成績を上げてきた馬だけに、期待も大きかったのですが、牝馬には牡馬以上に大事な使命が残されています。そして、サンビスタはユニオンオーナーズクラブ所有のクラブ馬。本来の規定では昨年で引退のはずでしたが、昨年のチャンピオンズCで4着に食い込めたことからあと1年、ということで今年を迎えたわけです。

あのとき規定どおりに引退していたら、歴史的快挙をわたしたちは見ることができなかったわけです。そういう意味では東京大賞典で会えないのは残念ですが、引退レースで偉業を成し遂げたまま繁殖にあがる、というのもまた今後の楽しみにつながります。そのサンビスタの血統を再確認しておきましょう。父スズカマンボ、母ホワイトカーニバル、栗東・角居厩舎所属。

終わってみたら28戦11勝というすばらしい戦績でした。どんな種牡馬をつけるのか。また産駒はまたユニオンオーナーズクラブで募集をかけてくれるのか。などなど期待がふくらみます。ダート系の種牡馬としてはクロフネあたりは濃いインブリードもなく種付けが可能です。そして史上初の勲章をひっさげての繁殖入りなわけですから、芝馬期待でキングカメハメハ、ハービンジャー、ルーラーシップetc・・・いくらでも花婿候補がいます。

父スズカマンボもアンカツ騎手騎乗でG1で派手な勝利を飾った馬。産駒にも穴馬が出てきても不思議ないです。追いかけていれば大物が出てくるはず。来年以降楽しみな繁殖牝馬がまた1頭増えましたね。