安田記念の前哨戦「読売マイラーズカップ」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ホウオウアマゾン（牡4、矢作芳人厩舎）

4/20（水）栗東・CW（良）6F84.5－5F68.2－4F52.6－3F37.1－1F11.3（強め）

坂井瑠星騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。僚馬ミスターホワイトを3馬身追走し、直線は一杯に追われる相手を内からラスト1F11.3の脚で交わしてクビ差先着しました。1週前にも坂井騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、一杯に追われて追走した相手に1馬身先着。時計は7F95.1－1F11.5と長めにやって6Fは80秒を切る好時計で、自己ベストと同等の時計をマークと好調です。前走はイレ込むところが見られましたが追い切りでは落ち着きが見られ、輸送も当日輸送ならイレ込みの不安も少なくなるでしょう。

レッドベルオーブ（牡4、藤原英昭厩舎）

4/20（水）栗東・CW（良）5F65.4－4F50.6－3F36.2－1F11.3（強め）

岩田望来騎手を背に栗東CWコースで単走。序盤はゆったりと進めて脚を溜め、終い重点に追われるとラスト1Fは11.3の切れ味を見せてゴールしました。1週前も岩田望来騎手を背にCWコースで追われ、5F65.9－1F11.2とここでも終いは好ラップで11秒台をマーク。長休明けの前走は掛かってしまい、気性の難しさが課題となっていますが、追い切りではスムーズさを見せています。前走時の追い切りから速い時計は出しており、叩かれてさらに勝負気配が強まってきているのは間違いありません。あとはレースで自分の競馬ができるかどうかだけでしょう。

ヴィクティファルス（牡4、池添学厩舎）

4/20（水）栗東・坂路（良）4F52.9－3F37.5－2F24.0－1F12.0（馬なり）

池添謙一騎手を背に栗東坂路で単走。重心がやや高めですが、もともとそういう走法の馬なので問題はないでしょう。時計的には目立っていませんが、手前替えが非常にスムーズで、フットワークも力強く、軸もブラさず真っ直ぐに走れています。以前と比べて身体の使い方がうまくなっており、動き自体はかなり良化してきている印象を受けます。ピーク時の走りと比べると豪快さにやや欠ける走りではあるものの、その分四肢のさばきや手前替えなどの動きはしっかり良化しています。初のマイル戦となりますが、間が空いて筋肉のついた馬体に仕上がっており、今の動きならしっかり対応できそうな気配です。