今週日曜中京メインレースに組まれているのは牝馬3冠レース最後の一冠となる秋華賞へ向けたトライアルのローズSです。

春に二冠を制したスターズオンアースが秋華賞へも前走と同じくルメール騎手騎乗で参戦を表明しており、デアリングタクトに続いて三冠馬誕生となるかが注目の3歳牝馬戦線です。

春のクラシック参戦馬でいえば忘れな草賞勝ち馬のアートハウスが秋初戦をここで迎えますが、オークスでは2番人気ながら3番手追走からずるずる下がって7着敗退と、見せ場もなく終わっているだけに巻き返しが期待されます。

芝2000mまでなら結果を残しているだけに、オークスの敗戦が輸送によるものか距離によるものか、はたまた成長過程だったこともあり秋を迎え本格化となるのか、今回も上位人気が想定されるだけに、オークスと同じ左回りコースとなると上位人気なら疑ってかかるのも馬券検討からはありかもしれません。

未知の魅力という点で注目したいのが、なかなか順調に使い込めない中でも2戦2勝と結果を出しているディープインパクト産駒のサリエラです。半兄のサリオスは2歳時には朝日杯フューチュリティステークスを制し、春のクラシックではコントレイル相手に皐月賞、日本ダービーでともに2着と善戦しており、血統面でも期待できる1頭です。

デビュー戦はルメール騎手騎乗で逃げて3馬身差で勝利しており、骨りゅうで放牧となった前走では戸崎騎手に乗り替わり、一転して7番手に控える競馬でクビ差ながら勝利しており、自在性も魅力といえそうです。

今回は再度ルメール騎手を確保しており、美浦・国枝厩舎、シルクレーシング、ルメール騎手のチームではアーモンドアイが想起され、本番では乗り替わり必至となりますが、勝ち負けを期待して狙ってみたいですね。