阪神競馬の土曜メインは芝2000mで行われるG3「チャレンジC」です。秋のビッグレースに出れなかった馬が参戦してくることも多く、混戦模様のメンバー構成となることもしばしば。今年は一体どんなメンバーが集まったのでしょうか?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ソーヴァリアント(牡4、大竹正博厩舎)
昨年の同レースの覇者ソーヴァリアントは連覇を狙って今年も参戦。昨年は番手追走の先行策から直線でメンバー上がり最速33秒9の脚で後続を突き放し、3馬身半差をつける完勝。その後の活躍も期待されましたが、今年2月に右後肢骨折が判明し、長期休養を余儀なくされました。約10ヶ月ぶりの休み明けとなった前走のオールカマーでは競走中に心房細動を発症し、離れた13着最下位に敗退。大差の殿負けだっただけに体調面は気がかりですが、昨年横綱相撲で圧勝しているレースなだけに条件はベスト。状態面さえ整っていれば、連覇の可能性は十分でしょう。
ヒンドゥタイムズ(セ6、斉藤崇史厩舎)
一昨年の3着馬ヒンドゥタイムズ。今年初戦の小倉記念で2着、続く前走の京都大賞典でも4着に好走しており、重賞タイトル獲得も時間の問題に思えます。前走の京都大賞典・4着も初の2400mだったと考えれば上々の結果で、勝ち馬は先週のジャパンCを制したヴェラアズールと強敵相手だったことも評価したい点。得意の中距離戦に戻る今回は条件好転で、メンバーも苦戦するような相手ではないでしょう。2年前の同レースでコンビを組んだ武豊騎手を背に、悲願の重賞タイトル奪取を狙います。
ビーアストニッシド(牡3、飯田雄三厩舎)
今年のスプリングSの覇者ビーアストニッシド。今年は牡馬クラシック3戦全てに参戦も、11、10、13着と惨敗。クラシックでは結果を出せませんでしたが、タフな中山1800mのスプリングSを逃げ切った実績はここでは無視できない実績。阪神2000mの京都2歳Sも逃げて2着に粘っており、ここはベスト舞台。今年はG1の壁や距離の壁に跳ね返されるレースが続いていますが、中距離G3戦なら古馬相手でも上位争いできるはず。人気以下の着順になったことない馬でもあり、今回も期待以上の走りを見せてくれるでしょう。