いよいよ2023年一発目の芝G1レース、高松宮記念が開催です。今週は週中から週末まで雨が続いており、昨年に続きタフな馬場での開催となる可能性大。

今年も重馬場適性の高さを重視するなら、狙いたいのは昨年の2着馬ロータスランドです。

昨年覇者のナランフレグも重馬場適性の高さで見れば有力視したい1頭ではありますが、前走は太め残りで出遅れ、香港で惨敗からの連敗と流れが良くないだけに狙いにくいところがあります。

一方のロータスランドは今年初戦の前走京都牝馬S・3着からの参戦と、昨年とほぼ同じ臨戦態勢で臨める点は好材料です。

昨年手綱を握った岩田望来騎手から今年は父へと鞍上は変わっていますが、前走はこの馬としては普段よりも後方の位置取りながらもうまいコース取りで3着に導いており期待は十分。先行抜け出しの競馬が基本の同馬が、前走は大外枠から後方追走のイン突きで3着。

この結果には驚いたファンも少なくないと思いますし、レース後も「先行したかったが行かなかった」と岩田騎手がコメントしており、今回も行き脚がつかなければ届かない可能性もあるでしょう。

前走の内容は必ずしも買いやすくしてくれる材料というわけではありませんが、ここへ来て最速の上がり32秒8の切れ味を見せてきた点や、もともと反応の良い馬でイン突きの岩田騎手との相性も非常に良く思えたので、馬場の適性も考えればここは勝ち負けは必至と見ます。ということで本命はロータスランドです。

続いて相手ですが、今回は人気騎手がドバイで不在、雨でタフ馬場濃厚と波乱の要素十分ということでオススメの穴馬を1頭紹介したいと思います。その馬は昨年の3着馬キルロードです。

基本的に時計はかかった方が良いタイプで、昨年の高松宮記念は前傾ラップを前々で粘り通す見事な競馬で3着に好走し、大穴をあけました。

2走前の京阪杯は速いペースでしたが、番手からでも全く無理なく追走し、直線入口では楽な手応えで再び先頭に立ち、1200mの自己ベストを0秒3縮めて2着に激走。持続力が問われる展開、かつ速い上りにも対応してきたところからまだまだ買える1頭であると感じます。

前走のシルクロードSは負け過ぎな感もありますが、落鉄や外枠に泣かされた部分もあるでしょう。雨は大歓迎ですし、スプリント戦で安定して先行できる脚も魅力。昨年と似た条件で開催される今年も激走は十分可能と見て、有力視したいと思います。

ということで今年の高松宮記念は本命ロータスランド、穴馬にはキルロードを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。