春のG1戦線のとりを飾る宝塚記念。その前哨戦的存在として、6月の1週目に開催されるようになった鳴尾記念が行われます。同じ阪神競馬場とは言え距離も1ハロン違いということで前哨戦ではあるものの、ここは単に2000mが強い馬を狙うべきではないかと思います。
となると、トリコロールブルーが最適でしょう。
今年は11頭だけという寂しい出走頭数の中、2000mの実績を見てみると、サトノノブレス、ストロングライタン、タツゴウゲキ、トリコロールブルー、ナスノセイカン、マルターズアポジー、そしてストレンジクォークの合わせて7頭もの馬が3勝以上と得意にしている条件です。人気となるであろうトリオンフも4戦2勝とやはり2000mが得意と言っていいでしょう。
今回はそんな中でも2000mで安定的に馬券に絡む馬を重要視したいと思います。
2000m戦の複勝率ベース、つまり馬券圏内率が高い馬を選ぶなら、馬券圏内率100%のトリコロールブルー(3-1-0-0)と、81.8%のストレンジクォーク(4-3-2-2)です。
とくに4歳馬トリコロールブルーは、中京・東京・札幌と3競馬場の2000mで勝利しており、京都でも2着と場所を問わず好走しております。近走は1800mですが目下2連勝中と勢いがあります。前走の大阪城Sでは高速馬場適性の高さを示しましたし、1800mですが阪神競馬場を経験できたのも好材料。
ということで、2000mでこそという実績を残しているトリコロールブルーが、鳴尾記念で好走し宝塚記念に向けての賞金稼ぎをすることでしょう。