2000mのハンデG3「中日新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ヤマニンサルバム(牡4、中村直也厩舎)
12/6(水)栗東・坂路(良)4F52.6-3F38.0-2F24.8-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬タッチャブルを追走し、直線は外から取り付いてラスト1F12.2の脚で伸びて1馬身先着しました。1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F83.4-1F11.2をマークして1馬身先着。しまいは一杯に追われ、ラスト2Fは11.4-11.2という見事な加速ラップで圧倒して先着と、先週の内容は圧巻でした。1週前にCWコース、最終で坂路は前走同様で、この馬の好走パターンに当てはまります。体調の変動は少ないのでここも力を出せる仕上がりには整っているみて良いでしょう。
ホウオウビスケッツ(牡3、奥村武厩舎)
12/6(水)美浦・W(やや重)5F68.9-4F53.6-3F39.1-1F12.0(馬なり)
美浦のWコースで単走。ゆったりと入って道中も折り合いに専念し、しまいだけ軽く追われてラスト1Fは12.0をマークしてゴール。1週前は丸田恭介騎手を背にWコースで3頭併せを行い、6F83.9-1F11.3をマークして最先着でゴールしました。時計は自己ベストタイで、加速ラップもキレイでしまいも11.5と負荷もかかっています。中間も乗り込まれており、しっかり追われた1週前が実質的な最終追い切りと見て良いでしょう。気合が乗りすぎるところがある馬でもあるので、最終追いは軽めに流す程度におさえ、万全の態勢を整えてきました。
スパイダーゴールド(牡4、鹿戸雄一厩舎)
12/6(水)美浦・W(やや重)6F84.8-5F68.3-4F51.9-3F37.0-1F11.7(馬なり)
美浦のWコースで2頭併せ。3馬身ほど併せ馬を先行させ、道中は折り合いに専念。4コーナーで内から取り付くと、直線は大きなフットワークでジワジワと伸びてクビ差先着しました。1週前はWコースで2頭併せを行い、6F85.6-1F11.7をマークして併入。中間は坂路調教も交えて乗り込み量は豊富です。前走は暑さの影響もあって負けているので、今回はどこまで立て直してこれたかというところが注目ポイントとなりそうです。併せ馬での反応や動きから、しっかり立て直しは出来ている印象を受けます。