【阿蘇ステークス2025予想】勢い止まらぬジャスパーロブスト、充実一途の走りで連勝へ

小倉競馬の日曜メインとして行われるダート1700mのオープン特別「阿蘇ステークス」には、注目の上がり馬ジャスパーロブストが出走する。前走の鶴ヶ城ステークスを完勝し、勢いそのままにここでも主役の座を狙う。
ジャスパーロブストはこれまでキャリア8戦で「4-3-0-1」と、圧倒的な安定感を誇る。主戦場としているのは1700~1800m戦で、コースや馬場を問わず常に先行力を武器に押し切るスタイルを貫いてきた。特に目立ったのは、前走・鶴ヶ城Sでの内容だ。スタート直後から楽に先手を奪い、そのままペースを握って直線では突き放す一方。2着に1馬1/4身差をつける快勝劇だった。中1週のローテーションながら疲れを見せる様子はなく、むしろ休み明けをひと叩きされたことで動きが一段階上向いた印象を与えた。
2走前の夏至ステークスでは約10ヶ月ぶりの実戦だったが、こちらもスタートを決めてハナへ。前半3F34.3という厳しいペースを刻みながら、最後まで粘りを見せて0秒3差の2着に食い込んだ。長期休養明けとは思えないパフォーマンスで、地力の高さと仕上がりの良さが光った一戦だった。
今回は再び中1週というローテーションが懸念材料として挙げられるが、4歳という若さと、他馬にはない勢いを考慮すれば、むしろ怖さは増すばかりだ。キャリアの大半を夏競馬で積んでいる点も見逃せず、夏場に調子を上げるタイプである可能性が高い。
舞台となる小倉ダート1700mは、昨年7月に1勝クラスで走って2着。しかもそのときは約8ヶ月ぶりの実戦だっただけに、内容的には高評価できる。小回りで先行有利のこの舞台は、持ち味であるスピードと粘りが最大限に生きる条件だ。
もちろん相手関係や展開次第ではパフォーマンスが上下する可能性は否定できないが、前走の圧勝劇を見る限り、オープン特別では頭ひとつ抜けた存在といえる。今回も好スタートから主導権を握れれば、勝ち切るシナリオは十分に現実的だ。
勢いと適性、そして仕上がりの良さを武器に、ジャスパーロブストがオープン2勝目を手にする可能性は高い。ここを勝って重賞戦線への足がかりとできるか注目したい一戦である。

