【中山記念2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
中山競馬開幕一発目の重賞「中山記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ソーヴァリアント(牡5、大竹正博厩舎)
2/22(水)美浦・南W(良)6F84.3-5F67.6-4F51.6-3F36.4-1F11.2(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。3歳未勝利の僚馬ヒラボクアルセウスとタイキラフターを最後方から追走。4コーナーで最内から差を一気に詰めると、直線はラスト1F11秒2の切れ味で伸びて2頭の僚馬を2馬身突き放して最先着を果たしました。ラスト1Fの時計はこの日の美浦Wで最速のタイムで、併せ馬もあっさり突き放してと時計・動きともに文句なしの追い切りです。1週前は南Wで2頭併せを行い、6F79.1-1F11.7の好時計をマークし半馬身先着。全体時計は自己ベスト更新、しまいも11秒2でまとめる好内容の追い切りを消化しています。折り合い面もスムーズで気持ちの面も問題なく、ここは好状態でレースに臨めそうです。
ダノンザキッド(牡5、安田隆行厩舎)
2/22(水)栗東・坂路(重)4F55.6-4F40.5-2F26.1-1F12.8(馬なり)
北村友一騎手を背に栗東坂路で単走。直線序盤でクビを上げる仕草がありましたが、すぐさま立て直して前肢をたたきつけるような力強いフォームで駆け上がり、ラスト1Fは12秒8をマークしゴール。終始馬なりで軽めの内容でしたが、1週前には雪の積もった不良馬場のCWコースで7F97.5-1F11.1の猛時計をマーク。強めに追われてしまいは不良馬場を苦にしない力強いフットワークで11秒1の切れ味を披露しました。1週前には負荷という面で申し分のない仕上げを示しており、最終追いは疲れを残さないかたちで締めくくりました。始動戦に向けて順調に追い切りを消化してきており、上々の攻め気配です。臨戦態勢は整ったと見てよいでしょう。
イルーシヴパンサー(牡5、久保田貴厩舎)
2/22(水)美浦・南W(良)6F84.8-5F68.3-4F53.1-3F38.1-1F11.4(馬なり)
美浦の南Wで単走。コーナーを大きくまわると、直線では鞍上の手綱が動くことなく、ラスト1Fでは軽々と11秒4をマーク。1週前はM.デムーロ騎手を背に南Wで6F82.7-1F11.9の好時計をマークしており、2週前もしまいは11秒台と、3週連続で11秒台をマークしています。約5ヶ月の休み明けだった前走の京都金杯を快勝し、今回も叩かれた上積みをしっかりと感じさせる追い切り内容を消化してきました。前走はいつものように外を回すのではなく、最内を伸びて差し切って快勝。馬体もしっかりとしてきて肉体面の充実が競馬の幅も広げてきている印象です。ここは万全の態勢を整えたと見てよいでしょう。