【オークス(優駿牝馬)予想2023】牝馬クラシックの第二弾!リバティアイランドやハーパーなど出走予定馬を考察
いよいよ牝馬クラシック第2弾「オークス(優駿牝馬)」が東京競馬場で開催です。3歳牝馬の頂上決戦というだけあって、毎年レベルの高い戦いが繰り広げられます。各馬にとって走り慣れない長距離戦となりますが、近年はマイラーでも十分に太刀打ちできる傾向が強まってきている印象もあります。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。
リバティアイランド(牝3、中内田充厩舎)
阪神JF、桜花賞とG1を2連勝中のリバティアイランド。デビュー戦では上がり3ハロン31秒4とJRAの芝レースにおける史上最速タイの数字を記録して快勝すると、アルテミスS・2着、阪神JF・1着、桜花賞・1着と牝馬の同世代では敵なし。とくに前走の桜花賞では後方16番手から大外をまわったにも関わらず、上がり3F32秒9の末脚で前を捕え、直線だけで他馬を抜き去る圧巻のパフォーマンスで快勝しました。桁違いの瞬発力が武器で、ここでも持ち味を活かすことができれば勝ち負け。休み明けの桜花賞を使われて上積みも期待できるので、距離さえ克服できれば牝馬三冠への道も明るいでしょう。
ハーパー(牝3、友道康夫厩舎)
前走の桜花賞・4着から参戦するハーパー。デイリー杯2歳Sも快勝しておりマイル重賞の勝利実績もありますが、前走は直線で一旦置かれてジリジリと盛り返した内容からも、マイルよりは2400mの方が合いそうな印象を受けます。位置取りの差もあったとも考えられますが、父ハーツクライということもありエンジンのかかりは遅いタイプで、距離が延びればパフォーマンスは上がってくるでしょう。東京コースも重賞勝ちの舞台で、コース適性も十分です。新馬戦の頃から減り続けている馬体重は気がかりで、当日どこまで馬体重を戻してくるかも注目しておきたいポイントです。
コナコースト(牝3、清水久詞厩舎)
前走の桜花賞・2着から参戦するコナコースト。デビュー戦快勝後、リステッドのエルフィンS、G2のチューリップ賞、G1桜花賞の3戦全てで2着に好走しており、どんな相手でも自分のペースを崩さず、安定して最後は伸びてくる堅実な走りが魅力です。前走の桜花賞は終始2番手で折り合って最後まで良い脚を使って粘ってくれました。勝ち馬リバティアイランドの切れが一枚上だったというだけで、この馬自身もあわや1着という惜しい競馬を展開。直線においてスピードが落ちないところは長い東京コースとも合いそうで、ここも崩れる姿は想像にしにくい1頭となります。