【平安ステークス予想2023】JRAの名物ダート重賞!グロリアムンディやハギノアレグリアスなど出走予定馬を考察

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今週はダートG3「平安S」です。6月の帝王賞に向けての前哨戦という意味合いもあり、古馬ダート戦線の猛者が集う一戦です。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。

グロリアムンディ(牡5、大久保龍厩舎)

前走のダイオライト記念を制しダート重賞初制覇を果たしたグロリアムンディ。前を行かせての中団待機から前掛りの展開を差し切り、9馬身差の完勝と圧倒的なパフォーマンスを見せてくれました。ダート転向後は7戦して6連対と好調で、前走は初となる地方のコースにもしっかり対応と目下の好調ぶりがうかがえます。これまでのレースを見る限り距離は長い方が良さそうですが、今の充実度なら1900mでも難なくこなしてきそうな雰囲気です。2019年の優勝馬で、その後G1ホースへと登り詰めたチュウワウィザードと同じ大久保厩舎の管理馬で、同馬と同様にグロリアムンディもこの勝利を機にダート中距離路線で飛躍していくことに期待です。

ハギノアレグリアス(牡6、四位洋文厩舎)

前走の名古屋大賞典を制し、重賞初制覇を果たしたハギノアレグリアス。屈腱炎で約1年8ヶ月休養していましたが、昨年6月に復帰し、初戦は4着に敗れましたが、以降はオープンの太秦Sを快勝、G3のみやこS・2着、G2の東海S・2着、名古屋大賞典・1着とすっかり完全復活を期した様子。前走2着に負かしたケイアイパープルは昨年の平安S・2着馬で重賞2勝馬なら、高く評価していいレースだったと考えてよいでしょう。脚元の不安で使い込めなかった馬でしたが、完全復活を果たしてようやく充実期に入った印象。重賞連勝で帝王賞へと弾みを付けられるかに注目です。

ヴァンヤール(牡5、庄野靖志厩舎)

前走のアンタレスS・2着から参戦するヴァンヤール。中団前目からハイペースを追いかけ、メンバー2位タイの上がりを繰り出しての2着は負けて強しの内容でした。オープンに昇級後は勝利こそないものの、昨年12月の名古屋グランプリで2着、今年初戦の東海Sではスタート直後に落馬して競走中止となりましたが、続く名古屋城Sは上がり最速をマークし再び2着、アンタレスSは上がり2位で2着と崩れておらず、重賞制覇も時間の問題に思えます。末脚の持続力があり、3~4コーナーの下り坂を使って脚を伸ばせる京都コースなら持ち味も活かせるでしょう。待望の重賞初制覇となるかに注目です。