【JRAオークス(優駿牝馬)2023】有力馬3頭の1週前追い切り・調教内容
3歳牝馬の頂上決戦「オークス(優駿牝馬)」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回は人気が予想される有力馬3頭の1週前追い切りを取り上げましたので、予想の際にお役立てください。
リバティアイランド(牝3、中内田充厩舎)
5/10(水)栗東・CW(良)6F89.1-5F71.9-4F55.3-3F39.1-1F11.9(馬なり)
栗東CWコースで単走。前半はゆったりと入って折り合いに専念し、最後まで手綱を持ったままの楽な手応えで、ラスト1Fは11秒9でまとめてゴール。中盤まではピッチを上げず、しまいの反応と伸びを確認する程度という軽めの内容でした。1週前でここまで時計を出さずに軽めの追い切りを消化してきたのは初めてです。前走の桜花賞では上がり32秒9の爆発力で制しており、疲労残りが懸念としてはある馬。素軽い脚捌きで疲労感は感じられませんが、これまで追い切りと比較するとやや物足りない内容なのは気がかりです。
コナコースト(牝3、清水久詞厩舎)
5/10(水)栗東・CW(良)6F79.7-5F65.3-4F51.4-3F37.2-2F23.8-1F12.1(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。古馬3勝クラスのウィンドリッパーを1秒近く追走し、徐々にピッチを上げて4コーナーで1馬身まで差を詰めると、直線は持ったままの馬なりでラスト1Fは12秒1の脚で伸びて半馬身先着しました。ラップは少々チグハグですが、しまいは一杯に追われる相手を尻目に馬なりの楽な手応えであっさりと交わしていきました。追い切りは好内容ですが、デビューからずっと馬体重を減らし続けているだけに、馬体が大きく見えなかったのは気がかりで、この馬格でタフな東京マイルをこなせるかどうか。
ハーパー(牝3、友道康夫厩舎)
5/10(水)栗東・CW(良)6F84.8-5F69.0-4F53.7-3F37.3-2F22.6-1F11.2(一杯)
栗東CWコースで3頭併せ。3歳未勝利のジュンフカリと、同じく3歳未勝利のジャスティンボルトの2頭を追いかけるかたちで最後方から追走。ジワジワと差を詰めて直線手前ではまだ捉えきれていませんでしたが、ラスト2Fは11秒4-11秒2の好ラップで伸び、ラスト100mで並びかけると一気に2頭を交わして両馬に1馬身先着しました。全体時計は平凡ですが、しまいは一杯に追われて抜群の反応と伸びを見せています。2週前は坂路を馬なりで追われて4F54.0-1F12.7と軽めの調整でしたが、今週はしまい一杯に追われて負荷をかけてきました。1週前の時計としては前走以上で、反応面も良くなってきた印象です。