【秋華賞2025】牝馬3冠最終決戦!カムニャックやエンブロイダリーなど出走予定馬を考察

いよいよ牝馬三冠最終戦「秋華賞」が開催です。3歳世代のレベルを図る上でも見逃せない多くの競馬ファンが注目する一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
カムニャック(牝3、友道康夫厩舎)
トライアルのローズSを快勝して駒を進めてきたオークス馬のカムニャック。まずオークスでは控えて瞬発力を活かす競馬で桜花賞組を圧倒して快勝。続く前走のローズSでは、1000m通過は56.8秒というハイペースを中団から追走し、直線は外目から差し切って快勝。スローの瞬発力戦、ハイペースからの消耗戦と全く違う展開でも突き抜けて勝ちきっており、すでに世代トップとも言える実力を見せています。中団待機勢の差し競馬となりやすい秋華賞はベスト舞台で、二冠制覇への期待は十分です。
エンブロイダリー(牝3、森一誠厩舎)
前走のオークス・9着から巻き返しを狙うエンブロイダリー。桜花賞では差し競馬の展開で内が悪い馬場という条件下で、鞍上のモレイラ騎手がうまく捌いて外を回し、しぶとい脚で伸びて快勝しました。ルメール騎手に手綱が戻った前走のオークスでは、前半で力んでしまい、雨の影響が出た馬場にもスタミナを奪われ、見せ場なく9着に終わってしまいました。距離は短いほうが合いそうな気配はありますが、能力は間違いなく上位。適性に泣かされた前走からの巻き返しも十分あり得るでしょう。
ジョスラン(牝3、鹿戸雄一厩舎)
前走の紫苑S・2着から参戦するジョスラン。やや掛かりつつ、スローペースを好位外からロスのある競馬ながらもしっかり伸びての2着は負けて強しの内容と言って良いでしょう。2000mに対応できた点も好感が持てますし、次へつながる競馬を見せてくれました。行き脚はそこまで良くありませんが、ペースが流れやすい秋華賞においてはその不安も軽減されますし、堅実に伸びてくる安定感のある末脚は、同レースにおいては強い武器となるでしょう。

