中山の日曜メインはダートスプリントの「カペラステークス」です。2008年に創設された比較的新しい重賞ですが、来年2月のフェブラリーステークスの予想へ向けて各馬の力関係を把握しておく上でも見逃せない一戦です。今回は過去10年間のデータをもとにカペラステークスの傾向を探っていきたいと思います。

■「1・2番人気」が不振、波乱傾向強め

「3番人気」が最多の3勝を挙げており、連対数も最多です。「1番人気」と「2番人気」は1勝ずつ、2着も1回ずつと不振です。とくに1番人気は複勝率も30%と低く、複勝率だけなら「8番人気（複勝率：40%）」に劣ります。

人気薄は「7～9番人気」の2・3着が多く（0-3-3-24）、このあたりが穴を開ける傾向にあります。上位人気の好走率が低く、人気薄の連対率が高いことから馬単や馬連といった2連系馬券でも万馬券がよく出ております。波乱傾向は強めの一戦と言って良いでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「1枠」＆「差し」が好成績

コースは中山競馬場のダート1200mを使用。枠番は、「1枠」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。また、好走率においても「1枠」が勝率（21.1%）・連対率（26.3%）・複勝率（31.6%）の全てでトップとなっており好成績です。

脚質は、「差し」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。3着内に入った述べ30頭中22頭が「差し・追い込み」でした。最初のコーナーまでの距離が長く、芝スタートで下り坂ということもあり、前半のラップは早くなりがちです。直線には坂もあるので、飛ばしすぎた先行勢が最後で止まってしまうケースもよく見られます。こうしたコース形態も差しや追い込みが決まりやすくなる要因の一つと考えられます。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の4勝を挙げている「-3～+3kg」に注目です。

■「5歳馬」に注目

年齢は、3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「5歳」に注目です。性別は、9勝を挙げている「牡馬」が中心となります。所属は、「栗東」が9勝を挙げており、関西馬が優勢です。

■前走レースが「霜月S」だった馬に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「霜月ステークス」に注目です。前走着順は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「1着」に注目です。

■騎手は「内田博幸」に注目

騎手は唯一2勝を挙げている「内田博幸」騎手に注目です。

※現役騎手のみを表示しております。