中京の土曜メインは芝2000mで行われるハンデG3「中日新聞杯」です。開催時期は2000～2011年は12月でしたが、2012～2016年は3月に行われ、2017年からは金鯱賞と入れ替わる形で、再び12月の開催となりました。

条件が度々変わっているので過去のデータが通用しにくい部分がありますが、今回は過去10年間のデータをもとに中日新聞杯の傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は堅実も、穴馬の出番多し

人気は「1番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数が最多です。1番人気は比較的堅実ですが人気薄の好走も多く、とくに「9～13番人気」（2-3-2-43）の好走が目立っております。ハンデ戦らしく穴馬もよく絡むので、相手を広く見て馬券を組むなどし、波乱には十分警戒したい一戦です。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■内外の有利不利は少なめ、脚質は「差し」が好成績

コースは中京競馬場の芝2000mを使用。枠番は、「7枠」が最多の2勝を挙げており、3着内の回数も最多です。最初の直線が短いため内が有利となりそうですが、3コーナーが外に膨らんでおり、外の利点もあります。内外の有利不利は少なめで、データ的には「7枠」の好走率がやや抜けて高いという程度です。

脚質は「差し」が最多の7勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「逃げ・先行」は勝ちきれず、勝ち馬はとくに差しタイプから出やすい傾向となっております。

※上記の「枠番データ」と「脚質データ」は、小倉競馬場で行われた2010～2011年を除いた過去8回分のデータになります。

■ハンデが「55kg」の馬に注目

ハンデは、「55kg」と「56kg」が3勝ずつを挙げておりますが、今年は「56kg」の該当馬がいないため、「55kg」の馬に注目したいと思います。

■「4歳馬」に注目

年齢は、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「4歳」に注目です。性別は、10勝を挙げている「牡馬」が中心となります。所属は、「栗東」が7勝を挙げており、関西馬が優勢です。

■前走レースの傾向はナシ、前走で着外に負けた馬の巻き返しに注意

前走レースは、2勝以上挙げているレースがなく、傾向らしい傾向は見られません。前走レースはそこまで気にしなくて良さそうです。前走着順は、前走「6着以下」から勝ち馬が4頭出ており、前走負けた馬の巻き返しが目立ちます。逆に、前走で「2着以上」に好走した馬は連対数が1回のみと不振です。前走で掲示板外に敗れた馬でも十分警戒しておく必要がありそうです。

※上記の「前走レース」、「前走クラス」、「前走着順」のデータは、12月に開催された2009～2011年、2017～2018年の過去5回分のデータになります。

■騎手の傾向はナシ

騎手は、勝利実績のある騎手が今年はほとんど参戦しないため、傾向らしい傾向は見られません。騎手については気にせずに予想するのが良さそうです。

※現役騎手のみを表示しております。