【凱旋門賞2024予想】シンエンペラーに死角なし?今年の馬場なら勝算あり

6日はフランスのパリロンシャン競馬場で凱旋門賞(G1、芝2400m)が開催。日本から唯一参戦するのは愛チャンピオンS・3着から参戦するシンエンペラーだ。

前走は好スタートから3~4番手につけ、道中はやや折り合いに苦労しながら追走。早めに外から被せるように上がってきた馬に蓋をされ、勝負所では閉じ込められるかたちで終盤を迎えるかたちに。それでも追いづらい馬群の中から外へ出されると、一気に末脚を全開。欧州らしいタイトな流れで一度は塞がれる展開になりながらも、最後は末脚を伸ばして差を詰めての3着と強い競馬を見せてくれた。

タフ馬場を苦にしないタイプで欧州の馬場も問題なし。むしろ当日少しでも雨が降ってくれればよりアドバンテージが生まれてくるだろう。今のパリロンシャン競馬場は昨年のパンパン馬場とは異なり、例年通りの重たい馬場。シンエンペラー向きの馬場となる可能性は高そうだ。

また、鞍上は前走に続き坂井瑠星騎手騎乗とういことで、コンビについても不安なし。全兄には2020年の凱旋門賞を制したソットサスもおり、血統背景は申し分なし。死角のない臨戦態勢でレースに望めそうな今年は悲願を果たせるチャンス十分と見る。

豪州馬に乗る武豊騎手も日本人騎手による初Vという意味では応援したいが、やはり日本調教馬による初Vこそが最大の悲願ということで、シンエンペラー・坂井瑠星騎手コンビを有力視したい。