【秋華賞2025予想】狙い目の伏兵は成長著しいダノンフェアレディ、春の実績馬を差し切るか?

日曜の京都メインは牝馬三冠最終戦となる「秋華賞」が行われる。今年はオークス馬カムニャックを筆頭に、桜花賞馬エンブロイダリーなど春のクラシック戦線で活躍した実績馬に加え、トライアルや夏競馬で好走した伏兵も参戦し、まさにラスト一冠に相応しいメンバー構成となった。
その中で注目したいのはトライアルの紫苑Sで3着となったキズナ産駒・ダノンフェアレディだ。デビュー戦を1番人気で勝利後、エルフィンSや忘れな草賞に挑むも勝利を挙げられず、春のクラシック参戦は叶わなかった。しかし、夏の小倉競馬で1勝クラスを勝利し、前走の紫苑Sで秋華賞への切符を手にした。
紫苑Sでは3番手を追走し、直線で逃げ切りを図るケリフレッドアスクを追いかけたものの、前が塞がる不利に遭い、再度追いかけるも3着が精一杯だった。加えて、この時の馬体重はデビュー時438kgに対し前走482kgと44kg増。成長著しい反面、余分な体重がラスト一伸びを阻んだ可能性がある。今回、馬体を絞って本番に臨めば、紫苑S以上のパフォーマンスを発揮できる見込みだ。
鞍上も魅力の一つだ。紫苑Sでは初騎乗の戸崎騎手が手綱を取ったが、今回はダノンフェアレディと最も多くコンビを組む坂井騎手が騎乗予定。馬との息も合い、実力を最大限に引き出せる体制が整った。
成長著しいダノンフェアレディが馬体を絞り込み、春の実績馬たちを相手に華麗に差し切る。秋華賞2025は、この牝馬の末脚に注目が集まる一戦となっても不思議はない。

