【小倉記念2025予想】人気馬に死角あり!軽ハンデの伏兵に注目

日曜の小倉メインには、サマー2000シリーズの一戦「小倉記念(G3)」が組まれている。今年はフルゲート16頭による激戦が予定されており、波乱含みの一戦となる可能性が高い。
昨年は中京競馬場での代替開催だったため参考外とされるが、2015年から2023年の過去9年間の傾向を振り返ると、上位人気馬によるワンツーフィニッシュは2018年のトリオンフとサトノクロニクル以来見られていない。ハンデ戦らしく、人気薄の激走も十分に考えられるレースだ。
所属別の成績に目を向けると、関東馬はこの期間で一度も勝利しておらず、例年は七夕賞の方に有力馬が集中する傾向もある。今年は、前走で3勝クラスを突破したブリックスアンドモルタル産駒のラスカンブレスが上位人気に推されそうだが、データ面からは不安要素も残る。
一方で、波乱の使者となる可能性があるのは、5歳以上かつハンデ54キロ以下の牡馬。2016年に11番人気で勝利したクランモンタナや、2020年に10番人気で勝利したアールスターはその典型だ。今年のメンバーでは、軽量が見込まれるカネフラやリカンカブールが馬券的な妙味を備えた存在として浮上する。
注目すべきは川田将雅騎手の動向だ。2023年のエヒト、2024年のリフレーミングでこのレースを連覇しており、今年はシュヴァルグラン産駒の上がり馬・メリオーレムに騎乗予定。騎手としての小倉記念3連覇がかかる一戦となる。

