【安田記念2019予想】過去データが後押しする激走期待の穴馬とは?
現在、7番人気以上の人気薄が3年連続で優勝している安田記念。近年は波乱の決着が続いており、人気薄の台頭が目立っている。今回は当サイトが公開した過去10年のデータ・傾向や、筆者が独自で調べた傾向に当てはまる激走期待の穴馬を1頭紹介したいと思う。
今回紹介したい穴馬は「ロジクライ」だ。いくつかの好走データに当てはまるので、以下で該当データを紹介したい。
「6歳馬」
年齢は4勝をあげている「6歳」が好成績をあげており、次いで「5歳」が3勝、「4歳」が2勝と、意外にも年齢を重ねるにつれて勝ち馬が多くなっている。今年出走する6歳馬はスマートオーディン、ロードクエスト、ロジクライの3頭となっている。今回はロジクライを期待の穴馬としてあげているが、スマートオーディンとロードクエストも配当的に妙味のありそうな馬だ。
馬齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 1 | 0 | 0 | 2 |
4歳 | 2 | 3 | 2 | 26 |
5歳 | 3 | 3 | 3 | 43 |
6歳 | 4 | 2 | 4 | 40 |
7歳以上 | 0 | 2 | 1 | 29 |
「前走が京王杯スプリングカップ」
前走レースで注目したいのは、2勝をあげ、連対数トップの「京王杯スプリングカップ」だ。
ロジクライは前走のスプリングカップで2番人気に推され、3着に入選。レースは先行馬を見ながら3番手の好位で進めることができたが、直線では前が狭くなる場面があり、減速してしまった。そこから再度加速するはめになり、スムーズさに欠けるところがあった。それでもしぶとく伸びて3着に健闘した点は高評価。スムーズに追ってこれたらもっと見所ある競馬は現状でもできるだろう。
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
京王杯スプリングC(G2) | 2 | 3 | 2 | 30 |
ダービー卿チャレンジT(G3) | 2 | 0 | 0 | 5 |
ヴィクトリアマイル(G1) | 1 | 1 | 0 | 11 |
高松宮記念(G1) | 1 | 0 | 0 | 6 |
NHKマイルC(G1) | 1 | 0 | 0 | 2 |
安土城S(OP) | 1 | 0 | 0 | 0 |
メイS(OP) | 1 | 0 | 0 | 0 |
ドバイデューティフリー(G1) | 1 | 0 | 0 | 0 |
大阪杯(G1)※ | 0 | 2 | 2 | 7 |
マイラーズC(G2) | 0 | 1 | 6 | 35 |
「東京巧者」
ロジクライの東京コース成績は「2-0-1-1」と好成績。東京コースとの相性が良いハーツクライ産駒というのも好材料で、同産駒で安田記念に臨んだ馬には昨年の3着馬スワーヴリチャードや、2014年の勝ち馬のジャスタウェイなどがおり、舞台適性は高い血統。とくに安田記念と同じ東京マイルが舞台の富士ステークスでは、2番手から抜け出す強い内容で勝利しており、今回も早め抜け出しから同様の競馬で押し切る可能性も十分考えられる。
「馬格がある」
過去10年で連対した20頭中17頭が、過去に馬体重が「500キロ以上」となったことがある馬だった。「500キロ以上」になったことがある馬とそうでない馬の母数の差はそこまでないにも関わらず、3着内の回数は圧倒的に「500キロ以上」になったことがある馬の方が多く、複勝率もそれぞれ26.5%と10.4%と差が出ている。このことから、馬格がある馬が好走しやすい傾向があると言えよう。ロジクライはデビューから一度も500キロを下回ったことはなく、馬格に恵まれている1頭ということで注目したい。
過去最高馬体重 | 成績 |
---|---|
500キロ以上 | 8-9-5-61 |
500キロ未満 | 2-1-5-69 |
JRAレース初出走 | 0-0-0-9 |
「6歳馬」で、前走が「スプリングC」、「東京コース」で好成績を残しており、「馬格」のある馬が好走傾向にあるということで、この全てに当てはまるロジクライを穴馬として注目したいと思う。