夏の北海道で行われる唯一の中央競馬ダート重賞「エルムS」が11日、札幌競馬場で行われます。昨年は一昨年の3着馬のドリームキラリが2着に入線、2016年は2014年の2着馬のクリノスターオーが2着に入選、2015年の3着馬エーシンモアオバーは2010、2011、2013とこれまで4度も馬券圏内に入っており、リピーターの活躍が目立つ一戦です。リピーターが好走傾向にある一戦ですが、他にはどんな傾向があるのか？今回は過去10年間のデータをもとにエルムSの傾向を探っていきたいと思います。

■「1番・2番人気」は堅実。順当決着傾向が強い

人気は「2番人気」が最多の4勝を挙げており、勝率（40%）と連対率（50%）がトップです。「1番人気」も3着内の回数は多く、複勝率（70%）がトップとなっております。1番・2番人気は堅実です。下位人気は「11番人気以下」は3着内が0頭で（0-0-0-30）、大穴が絡むことはありません。単勝オッズ「30.0～49.9倍」の3着の回数が多いので（0-1-4-11）、人気薄はこのあたりに警戒。過去の配当的にも順当決着傾向が強い一戦と言えるでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「4枠」＆「先行馬」が好成績

コースは札幌競馬場のダート1700mを使用。枠番は、「4枠」が最多の3勝を挙げており、連対数・3着内の回数が最多です。また、勝率（21.4%）・連対率（35.7%）・複勝率（42.9%）も全てトップです。「7枠・8枠」からは勝ち馬が出ておらず、勝率においては外枠が不振です。

脚質は、「先行馬」が最多の6勝を挙げており、連対数・3着内の回数も最多です。また、勝率（26.1%）・連対率（56.5%）・複勝率（60.9%）の全てトップで好成績です。

※上記の「枠番データ」と「脚質データ」は、新潟競馬場で行われた2009年と函館競馬場で行われた2013年の過去2回を除いた過去8回分のデータになります。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数および3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目。

■「4歳馬」が好成績

年齢は、最多の5勝を挙げている「4歳馬」が、勝率（23.8%）・連対率（28.6%）・複勝率（47.6%）の全てでトップです。性別は「牝馬」は3着内が0回で出走自体も少なく、「牡馬」が中心となります。所属は、連対数と3着内の回数は「栗東」の方が多いですが、「美浦」が6勝を挙げており、勝率では関東馬が優勢です。

■前走が「マリーンS」だった馬に注目

前走は、最多の3勝を挙げている「マリーンS」に注目。前走着順は、最多の5勝を挙げている「1着馬」が勝率（18.5%）・連対率（25.9%）・複勝率（40.7%）の全てでトップです。

■騎手は「岩田康誠」騎手に注目

騎手は、最多の4勝を挙げている「岩田康誠」騎手に注目。