ファンタジーS(2017)の予想オッズと過去データから傾向を分析！

今週3日（金）は京都競馬場で「ファンタジーS」が開催されます。2歳牝馬路線におけるチャンピオン決定戦である阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として有名なレースです。去年は1番人気のミスエルテが優勝したものの、12番人気の伏兵馬が連対。14年は14番人気が優勝、その前の年も15番人気が3着に食い込むなど、難しい2歳戦というだけあって伏兵馬の激走が多いイメージがありますが、実際はどういった傾向があるのでしょうか？

今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にファンタジーSの傾向を探っていきたいと思います。

1番人気不振、波乱傾向が強いレース

1番人気は複勝率が50%と馬券にはよく絡みますが、優勝は過去10年で1勝のみと勝率は低めです。最多の3勝をあげ、連対率も50%と好成績をあげている4番人気に注目したいです。

10番人気以下は「2-1-2-53」と5頭の馬が馬券に絡んでおり人気薄が台頭するケースも少なくありません。また、過去10年で三連単の配当が10万馬券以上となったのは計7回あり、波乱傾向が強い傾向にあります。

【該当馬】4番人気馬（下記「予想オッズ」を参考）：コーディエライト

予想オッズ

出走予定馬と独自予想オッズになります。

※正式オッズは馬券発売後に随時公開されます。必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

「内枠有利」＆「逃げ馬」に注意

コースは京都競馬場の芝1400m。最初のコーナーまでは512mと長いので、枠順による極端な有利不利はありませんが、3コーナーの下り坂で勢いをつけて直線に入るので、外に振られて距離ロスしやすく、ロスの少ない内枠の方がやや有利な傾向にあります。

最後の直線も404mと長く、差しも決まりやすくなっておりますが、脚質は逃げ・先行が中心となります。去年は12番人気の逃げ馬が2着に粘り、一昨年も逃げ馬が2着に入着し、13年も逃げ切り勝ちで決まるなど、逃げ馬が好走するケースも多いので逃げる可能性が高い馬には注意。

【該当馬】逃げ候補：コーディエライト、モズスーパーフレア

馬体重は「-3～+3キロ」に注目、全体的にはプラスが好成績

馬体重は-3～+3キロの成績が良いですが、全体的にはプラスの馬の好走率が高くなっております。-20キロ以下、または+20キロ以上は3着内がゼロで割引。

前走は「G3」＆「未勝利」で2着以上だった馬に注目

前走は「G3」と「未勝利」の成績が良く、新馬からの2戦目組は苦戦しております。勝ち馬10頭中7頭は前走2着以上だった馬で、基本的には2着以上だった馬が中心となります。

【該当馬】G3（2着以上）：コーディエライト（新潟2歳S・2着）
未勝利（2着以上）：スノーガーデン（1着）

騎手は「川田将雅」に注目

騎手は唯一最多の2勝をあげている川田将雅騎手に注目。

【該当馬】川田将雅騎手の騎乗予定馬：ダイシンステルラ