【天皇賞春2017】ゴールドアクター、横山騎手と新コンビ結成!この乗り替わりは英断か?
新年度になり、新生活をスタートさせたという方も多いのではないだろうか?4月は気持ちも新たにリフレッシュして、新しいことに挑みたい!なんて思っている人も多そうだが、私の方はというと今日も相も変わらず競馬予想に明け暮れている。4月から気持ちも新たにリフレッシュ!といきたいところではあるのだが、先週盛大に大阪杯を外してマイナスからのスタートとなっているので、リフレッシュも何もない。
さて、競馬業界では一人の調教師が新たな試みを始めたようだ。その調教師は2015年の有馬記念の覇者であるゴールドアクターを管理する中川公成調教師だ。
5日、同馬は天皇賞・春に挑むことが中川師から正式に発表された。昨年は吉田隼人騎手で12着に敗れたゴールドアクターだったが、今年はなんと横山典弘騎手との新コンビでリベンジを目論むことを発表。乗り替わりについては「違う面が出ればいいですね」と期待を寄せるコメントも残した。
約2年半近く吉田がこの馬の手綱を握ってきたが、ここへ来ての鞍上変更は思い切ったことをするなという感じがする。昨年はG2を2勝、G1は有馬記念3着が最高着順と決して悪い内容ではない。引き続き吉田で挑んでも自然だった。しかし、去年の天皇賞・春は12着と大敗しているし、1.7倍の1番人気に推された前走の日経賞でも5着と褒められるような騎乗をしたわけでもないことは確か。今回は長距離戦なだけに騎手の腕が問われる一戦。ベテラン騎手の方が長距離戦は良く乗るイメージもあるし、当たりの柔らかい横山の方がここは向いている可能性も否定はできない。
吉田が良い馬での騎乗機会がありながら結果を残すことができなかったのは事実。馬の方ももうピークは過ぎた可能性もあるので前走勝てなかったことを騎手一人のせいにするのもどうかという感じもするが、中川師も言うように「違う面」に期待するなら乗り替わりは良いショック療法となるかもしれない。
しかし、逆に「ここまでの成績を残してこれたのは吉田のおかげだ」とこれまでの主戦騎手を賞するファンも少なくなく、今回の中川師の判断に首を傾げる者もいる。確かに、前走なんかは調整のミスもあった可能性もあるわけだし、騎手だけでなく調整でも何らかの新しい試みを施してもらいたいなと個人的には思うところもある。近走は一昨年に比べるとパッとしない走りが目立っており、何かしらの変化はほしいところ。英断だったかどうかはレース後明らかとなるが、今回は乗り替わりへの期待というよりは、それを含めた厩舎の調整力にどこまで期待するかというところが重要なポイントとなりそうだ。