函館2歳ステークス(2017)予想/過去10年のデータ・傾向
今週末は今夏の函館最後の重賞、第49回「函館2歳ステークス」が開催されます。キャリアの少ない若い馬が経験する初の重賞レース。先週大荒れとなった函館記念に続き、こちらもなかなか波乱傾向の強いレースという印象がありますが、実際のところはどういった傾向があるのでしょうか?
今回は過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に、少しでもレースの傾向を探っていきたいと思います。
人気サイドが強いが、連下は狂う可能性大!
1番人気の勝率は3割とそこまで高くはありませんが、連対率なら6割になります。基本的には人気サイドが強いですが、現在3年連続で二桁人気の馬が2,3着に絡んでおり、配当を引き上げております。連下は狂う可能性が高そうです。
三連単10万馬券超えは3回あります。上位人気が総崩れというケースはあまりありませんが、穴馬が上位に食い込んで小波乱を演出することが多々あります。特に、7月開催となった2012年以降は、少し波乱傾向の色が強くなった気がします。
人気 | 成績 |
---|---|
1番人気 | 3-3-0-4 |
2番人気 | 4-1-3-2 |
3番人気 | 1-1-1-7 |
4番人気 | 1-0-1-8 |
5番人気 | 0-2-1-7 |
6番人気 | 1-0-1-8 |
7番人気 | 0-0-0-10 |
8番人気 | 0-0-1-9 |
9番人気 | 0-1-0-9 |
10番人気 | 0-0-1-9 |
11番人気 | 0-2-0-8 |
12番人気 | 0-0-0-9 |
13番人気 | 0-0-1-8 |
14番人気 | 0-0-0-7 |
15番人気 | 0-0-0-6 |
16番人気 | 0-0-0-6 |
オッズ | 成績 |
---|---|
1.0~1.9倍 | 0-1-0-0 |
2.0~2.9倍 | 1-1-0-3 |
3.0~3.9倍 | 3-1-0-2 |
4.0~4.9倍 | 1-1-2-0 |
5.0~6.9倍 | 2-0-2-2 |
7.0~9.9倍 | 2-1-0-15 |
10.0~14.9倍 | 1-1-3-9 |
15.0~19.9倍 | 0-1-0-14 |
20.0~29.9倍 | 0-0-1-18 |
30.0~49.9倍 | 0-1-1-16 |
50.0~99.9倍 | 0-2-1-21 |
100.0倍以上 | 0-0-0-17 |
年 | 馬単 | 三連単 |
---|---|---|
2007 | 47,280円 | 429,830円 |
2008 | 2,990円 | 25,780円 |
2009 | 1,610円 | 11,960円 |
2010 | 1,220円 | 4,390円 |
2011 | 4,150円 | 30,250円 |
2012 | 6,560円 | 50,610円 |
2013 | 5,280円 | 130,150円 |
2014 | 27,240円 | 228,870円 |
2015 | 2,210円 | 34,290円 |
2016 | 1,670円 | 64,380円 |
「先行」&「外枠」が有利!
コースは函館の芝2000m。洋芝ということもあって、スタミナも必要となってくるコースです。枠番の傾向を見ると、勝ち馬9頭中8頭が5枠から外の馬で、外枠が好走する傾向にあります。
函館の2000mは直線の長さが約260mと短いため、先行できない馬は必然的に4コーナーをまくり気味に上がっていかなければならないので、馬場の外を走りコースロスが生じやすくなります。データ的にも先行できる馬の好走が目立ちます。
枠番 | 成績 |
---|---|
1枠 | 1-2-0-11 |
2枠 | 0-0-4-11 |
3枠 | 0-3-2-10 |
4枠 | 0-1-0-16 |
5枠 | 2-0-0-14 |
6枠 | 3-1-1-12 |
7枠 | 2-1-0-15 |
8枠 | 1-1-2-14 |
脚質 | 成績 |
---|---|
逃げ | 0-0-0-9 |
先行 | 5-4-3-21 |
差し | 2-3-4-39 |
追い込み | 1-3-2-35 |
牝馬が強いレース!
3着内30頭中16頭が牝馬で、「勝率」「連対率」「複勝率」全てにおいても牝馬の方が牡馬・セン馬よりも上です。牝馬が好走する傾向が強いレースと言えるでしょう。
所属は関西馬が中心で、地方馬は2007年に優勝したハートオブクィーン以来、9年間馬券に絡んでおりません。
性別 | 成績 |
---|---|
牝馬 | 6-6-4-52 |
牡馬・セン馬 | 4-4-6-64 |
所属 | 成績 |
---|---|
栗東 | 7-4-5-40 |
美浦 | 2-6-5-65 |
地方 | 1-0-0-13 |
当然だが、新馬戦1着が中心
基本的に新馬戦から進めてくる馬がほとんどで、新馬戦組が中心となります。前走についても、新馬戦を勝ち上がってきた馬がほとんどになりますので、前走1着馬が圧倒的に多い結果となっております。2009年の札幌開催を除けば、勝ち馬は全て前走が函館の新馬1200mとなっております。
前走 | 成績 |
---|---|
OP特別 | 1-3-1-16 |
未勝利 | 0-4-0-26 |
新馬 | 9-3-9-65 |
前走着順 | 成績 |
---|---|
1着 | 10-9-9-102 |
2着 | 0-1-0-4 |
3着 | 0-0-0-0 |
4着 | 0-0-0-4 |
5着 | 0-0-0-2 |
6~9着 | 0-0-0-3 |
10着以下 | 0-0-1-1 |