競馬初心者にオススメのパドックの見方

馬の「精神状態」を観察してみよう
まず最初に行うのは「場所取り」だ。パドックの前には大勢の人が集まる場合もあるので馬の周回時間ギリギリで行くと近くで見れない場合がある。特にダービーやG1などのレースでは人が沢山集まっていて観察できる場所がキープできないので、まずはいかに馬の見える場所をキープするかが重要となってくる。 馬が見れる場所をキープできたら次は「観察」だ。まずは難しいことは抜きにして、馬の細かな部分ではなく全体を通して馬がどういう状態かを観察してみよう。馬は落ち着いているのか?もしくは興奮しているのか?まずはそんなところから見てみよう。勢いよく首を振っていたり、途中で止まったり脚を頻繁に動かしている、こんな姿は落ち着いているとは言い難い。そんなに暑くないのに汗をかいていたり、鼻息が荒く手綱を引く厩務員の言うことを聞かなかったりしているのも興奮状態に近い。逆に元気良さそうにリズミカルに歩いているのは良い。首を上げて堂々と外側を大回りするように歩いている馬なども落ち着いていて好気配だ。このように、まずはパッと見の印象で構わないので馬の精神状態を観察してみよう。馬の全体の雰囲気から精神状態を観察すること。これがパドック診断における基本であると言えるだろう。 以下に簡単な馬体や仕草のチェックポイントをあげてみたのでこちらもご参考下さい。- 手綱を引く必要がないくらいスムーズに歩くのはOK
- 耳が直立し、前方やや外側を向いているのはOK
- 皮膚が薄くハリがあるのはOK
- 馬体重が減っているのに、ふっくら見えた時はOK
- 馬体重が増えているのに、細く見えるのはNG
- 舌がハミを越している馬はNG
- 尻尾の動かしすぎはNG
- 男のシンボルが強調されているのはNG

