【クイーンS2026】コガネノソラが1週前追い切りで好気配!重賞3勝目へ万全の仕上がり
公開: 2026/07/23 15:40

昨年のクイーンSを制したコガネノソラが、連覇を狙って再び札幌へ帰ってくる。
注目すべきは1週前追い切りの内容だ。美浦Wコースを単走で追われ、6ハロン82秒5-ラスト1ハロン11秒3をマーク。派手な全体時計ではないものの、終いにかけて鋭く伸びる動きは非常に力強く、陣営も納得の仕上がりをアピールしている。
さらに菊沢調教師は「状態は福島牝馬Sを勝ったときよりもいい」とコメント。重賞2勝目を挙げた春以上のデキにあることを明言しており、連覇へ向けて態勢は着実に整っている。
1週前追い切りは"終い重点"でも抜群の切れ味
今回の1週前追い切りは、美浦Wコースで単走。6ハロン82秒5という全体時計以上に目を引いたのが、ラスト1ハロン11秒3という鋭い伸びだった。
単走でも最後まで集中力を切らさず、余力を残しながら加速する内容は高く評価できる。無理に負荷をかける調整ではなく、実戦を見据えて反応を確認するような内容だったが、それでも終いの脚色は際立っていた。
函館へ輸送した後、札幌へ移動するローテーションが予定されているだけに、輸送前の段階でこれだけ動けている点は大きな安心材料と言える。
「福島牝馬S以上」の状態は見逃せない
何より心強いのは菊沢調教師のコメントだ。
「状態は福島牝馬Sを勝ったときよりもいい」
この一言には大きな意味がある。
前走の福島牝馬Sでは、後方待機から大外を豪快に伸び、2着馬に1馬身半差をつける完勝。3着以下が接戦となる中で唯一抜け出した内容は、能力の高さを改めて証明するレースだった。
その勝利時以上のコンディションにあるというなら、昨年以上のパフォーマンスを期待したくなるのも当然だ。
不完全燃焼だった前走でも能力の高さは示した
前走の府中牝馬Sは5着という結果だったが、内容を悲観する必要はない。
道中は折り合いを重視して中団後方を追走。直線では大外へ持ち出して最後までしっかり脚を使っており、内を通った馬が上位を占める展開の中では決して悪い競馬ではなかった。
もともと鋭い瞬発力で一気に差し切るタイプというよりは、長く脚を使って押し切る持続力型。上がり勝負一辺倒では分が悪いものの、時計や上がりが多少かかる競馬では高いパフォーマンスを発揮してきた。
また、大きく崩れたレースの多くは不利や展開に泣かされたケースであり、本来のポテンシャルは重賞でも上位クラスと評価できる。
2024年のクイーンS制覇は決してフロックではない
2024年のクイーンSでは51kgの軽ハンデを味方につけた面は確かにあった。
しかし、それだけで勝てるほどクイーンSは甘いレースではない。
外枠からスムーズに流れへ乗り、ラスト4ハロンからのペースアップにも難なく対応。4コーナーでは決して理想的な立ち回りではなかったものの、直線では人気馬の追撃を最後まで封じ込めた内容には高い価値があった。
斤量の恩恵はあったとしても、決して展開だけで転がり込んだ勝利ではなく、自身の能力でつかみ取った重賞タイトルだったと言える。
2勝目へ向けて視界は明るい
今年は5歳シーズンを迎え、骨折による長期休養も乗り越えた。
春の福島牝馬Sで完全復活を印象付け、1週前追い切りではラスト11秒3の鋭い伸びを披露。さらに陣営からは「福島牝馬S以上の状態」という力強いコメントも飛び出しており、ここへ向けて理想的な調整が進んでいる。
瞬発力だけで勝負するタイプではないだけに、極端な高速決着よりも時計が多少かかる馬場の方が歓迎材料だろう。それでも現在の充実ぶりを考えれば、昨年の覇者として連覇を十分狙えるだけの態勢は整ったと判断できる。
1週前追い切りの動きを見る限り、今年の完成度は高い。調教内容からも、重賞3勝目への期待は大いに膨らむ一頭と見て注視したい。

