【関屋記念2025予想】逃げ馬不在の新潟マイルで輝け!伏兵ニシノスーベニアの激走に期待

今週から開幕する新潟競馬場の日曜7Rは「関屋記念」が行われる。本レースはサマーマイルシリーズの第2戦に位置づけられており、今後のマイル重賞戦線を占う上でも見逃せない一戦だ。
サマーマイルシリーズは全4戦で構成されており、初戦のしらさぎステークスからは4着だったダイシンヤマトが3ポイント、6着のシヴァースが1ポイントを獲得している。現時点でシリーズ王者の行方は全く見えておらず、残る3戦で着実に結果を積み重ねることが重要になる。
第2戦となる関屋記念で注目しているのが、ハービンジャー産駒の6歳牡馬・ニシノスーベニアだ。
同馬は5走前に3勝クラスを勝ち上がってオープン入りを果たした。その後、いきなりダービー卿チャレンジトロフィーで4着、続くエプソムカップでは2着と昇級初戦から高いパフォーマンスを見せている。
ただし、直近の2戦ではともに二桁着順に敗れており、今回は前評判が高くない。しかし、前走は約半年ぶりの実戦で、かつ約3年ぶりとなるダート戦という特殊な条件だった。それでも直線では一時見せ場を作っており、息が上がって失速した点を考慮すれば悲観する内容ではない。
今回はひと叩きされた上積みが見込める2戦目で、調教でも好時計をマークしており調子は上向きと見ていい。芝に戻る今回、再び上位進出の可能性が十分ある。
加えて今回の関屋記念は前走で逃げた馬が1頭もいないという珍しい構成となっている。開幕週の新潟芝、かつ長い直線という条件でも前目の馬が粘り込む展開が想定される。
ニシノスーベニアは4走前にレーベンスティール相手に2着と好走しており、当時のメンバーレベルは今回よりも高かった印象を受ける。好位置から競馬ができれば、エプソムカップで見せたような末脚を再び発揮し、直線での抜け出しによって重賞初制覇を成し遂げる可能性は十分ある。

