【野路菊ステークス2025予想】新種牡馬&良血牝馬が激突!少頭数ながら好メンバーが集結

今週土曜の阪神9レースでは、芝1600mで2歳オープンの別定戦「野路菊ステークス」が開催。登録は8頭と少頭数ながら、来春のクラシックをにらむ素質馬がそろった。過去5年では22年のファントムシーフ、昨年のエリキングなどが勝利し、その後クラシック路線で注目を集めており、出世レースとしての色合いが濃い。近年は中京芝1600メートルや距離延長で実施されてきたが、今年から再び阪神芝1600mに戻り、傾向にも変化が生じそうだ。
主役候補は、今年の新種牡馬コントレイル産駒スウィッチインラヴ(牝、栗東・矢作厩舎)。デビュー戦では接戦を制し、ラヴズオンリーユーを送り出したDMMドリームクラブ×矢作厩舎の黄金コンビだけに、大物誕生への期待が高まる。鞍上は引き続き坂井騎手が務める予定だ。
母にオークス馬シンハライトを持つアランカール(牝、栗東・斉藤崇史厩舎、父エピファネイア)も注目の存在。デビュー戦では出遅れをものともせず、3番手から押し上げて4馬身差の圧勝。今回は芝1800mからの距離短縮となるが、引き続き北村友一騎手が手綱を取る。切れ味と持久力を兼備した内容から、ここも主役を狙える。
牡馬ではアルスマグナ(栗東・高杉厩舎、父カレンブラックヒル)が伏兵として怖い。近親にはチャレンジC勝ち馬でエプソムC2着のフルーキーがいる良血。デビュー戦は8番人気ながら積極的に先行し、1馬身差で快勝した。今回も高杉騎手とのコンビで一発を狙う。
少頭数ながら実績、血統ともに見どころ十分。再び阪神マイルに舞台が戻った今年の野路菊ステークスから、クラシックへ羽ばたく逸材が現れる可能性は高い。

