【中山大障害2022】王者オジュウチョウサンが最終追い切り、ラストランで有終の美へ

12月24日に中山競馬場で行われる障害G1の中山大障害(J・G1、障4100m)へ向けて、王者オジュウチョウサン(牡11、和田正一郎厩舎)が21日、ラストランへ向けて最終追い切りを行った。

相棒の石神深一騎手を背に美浦のWコースで2頭併せを行い、2勝クラスの僚馬スカイテラスを大きく追走。4コーナーで内から差を一気に詰めると、直線は半ばまでジワジワの脚取りでしたが、気合をつけるとしっかり反応してラスト1F11秒5の脚で伸びて先着。稍重の馬場を5F69.7-4F54.1-3F39.6-1F11.5をマークした。

時計的にはこれまでの追い切りよりもやや控えめという印象だが、11歳とは思えぬ力強いフットワークを見せ、しまいをしっかり11秒台でまとめてと、調教の動きは年齢を感じさせないもの。

火曜朝はWコースでキャンター、日曜にも時計を出しておりラストランへ向けて抜かりのない調整が行われている。一ファンとしては「まずは無事にレースを終えてほしい」という想いがあるが、G1・10勝目で有終の美を飾り、不滅の大記録を打ち立ててもらいたい。