【釜山ステークス予想2025】逃げ争いが激化!展開ひとつで大波乱も?

今週土曜の小倉メインレースには、ダート1000mで行われる3歳以上3勝クラスの定量戦「釜山ステークス」が組まれている。
レース名の由来でもある韓国・釜山競馬場は、2009年から小倉競馬場と姉妹競馬場として提携しており、本競走は日韓交流の象徴的な一戦として位置づけられている。
出走予定馬の中で注目は、ビッグアーサー産駒の4歳牝馬フーコサンライズ。芝中心のローテーションを辿ってきたが、今回は久々にダート路線へと転戦。格上挑戦という厳しい条件ではあるが、ここ6戦で2勝クラスを勝ち切れていない現状を踏まえても、新境地での変わり身に期待がかかる。
今回のレースは、先行争いが激しくなる可能性が高い。ヘニーヒューズ産駒の5歳牝馬スマートアイに加え、ダート中距離から距離短縮で臨むシルバーステート産駒の4歳牡馬レアンダーも前々で運びたいタイプ。前半から激しいスピード争いが展開されそうで、ペースが鍵を握る一戦となるだろう。
実績面で注目したいのは、カリフォルニアクローム産駒の4歳牝馬ネグレスコ。前走では11番人気という低評価ながら2着に好走しており、小倉ダートは今回が初挑戦となるが、これまでのダート短距離戦では安定したパフォーマンスを見せている。牝馬が強い傾向にある夏競馬においては、伏兵として侮れない存在だ。
また、同じく4歳牝馬でキンシャサノキセキ産駒のムームも注目の一頭。近2走ではこのクラスで3着、4着と堅実な走りを見せており、展開次第では上位争いに加わってくる可能性が高い。
今年の釜山ステークスは、先行型の激突と4歳牝馬の台頭が見どころとなりそうだ。馬場や展開を味方につけた一頭が、混戦を断つ決定打を放つか注目の一戦である。

