ケンシンコウが現役引退、今後は種牡馬入り

同馬は先週のジュライSのレース中に故障を発症し、競走を中止したケンシンコウ(牡8、小西一男厩舎)が、現役を引退することが明らかになった。10日、同馬を管理する小西調教師が明かした。近日中には競走馬登録を抹消し、種牡馬入りをする予定となっている。
脚部不安などもあり、キャリアは25戦と少なめ。前走のジュライSは、昨年のジュライS・14着以来、実に1年ぶりの復帰戦であった。満を持して挑んだが、レース中の故障で競走中止となり、その後右前肢ハ行の診断を受けて引退が決まった。
ケンシンコウは、父パイロ、母マトゥリアルカ、母父クリプティックラスカルという血統。通算成績は25戦4勝。重賞は2020年のレパードS・1着。馬名の由来は越後国の雄として知られる戦国武将・上杉謙信(謙信公)。現在は美浦トレセンの厩舎で静養中で、しばらく厩舎でケガの様子を見てから退厩する予定だ。

