【JRAクイーンステークス2025予想】波乱必至の牝馬決戦!実績馬vs伏兵の構図に注目

日曜の札幌メインレースは芝1800メートルで行われる3歳以上オープンのG3「クイーンステークス」。今年はフルゲート14頭での開催が予定されており、夏の牝馬重賞として注目が集まっている。
過去10年の傾向を見ると、3番人気以内の馬が6勝を挙げており、上位人気馬の信頼度はまずまず高い。ただし、人気馬同士で決着したのは2018年のディアドラが勝利した年のみで、それ以外は毎年のように伏兵が馬券に絡んでいる。このことからも馬券検討では穴馬の台頭に備える必要がある一戦だ。
馬齢別・所属別の成績に注目すると、狙い目は「4歳以下の関東馬」。とくに上位人気に支持されたケースでは好走率が高く、近年では昨年の勝ち馬コガネノソラ、2着ボンドガール、2021年の勝ち馬テルツェットなどが好例となっている。
今年の登録馬を見ると、昨年このレースで3着に好走したアルジーヌや、前走ヴィクトリアマイルで逃げて5着と粘ったアリスヴェリテなど、関西馬に人気が集まりそうだ。そのなかで注目したいのが、美浦・加藤士津八厩舎が管理するキタサンブラック産駒の4歳牝馬クリスマスパレードである。今回は横山武史騎手との新コンビで出走を予定している。
クリスマスパレードは前走ヴィクトリアマイルで9着と敗れたが、昨年の紫苑ステークスで勝利、中山牝馬ステークスでも3着と重賞での実績は十分。G1ではやや力不足の感もあるが、牝馬限定のG3〜G2戦では安定した成績を残しており、今回は条件が好転することで巻き返しが期待できる。
牝馬の夏競馬らしく波乱含みの傾向が強いクイーンステークス。今年も堅実な実績馬と勢いある伏兵との激戦が予想される。

