今週日曜の中京6レースには、ダート1400mで行われる3歳以上3勝クラスの定量戦「桶狭間ステークス」が組まれている。今年はフルゲート16頭での開催が予定されており、混戦模様の一戦となりそうだ。

注目は、シニスターミニスター産駒の4歳牡馬ストレングス。2勝クラスを突破後、3勝クラスでも安定した走りを見せており、逃げや先行策で崩れにくい堅実なタイプ。勝ち味にやや遅さはあるが、信頼度の高い安定株といえる。今回は約2か月半ぶりの実戦となるが、中京ダートでは【1-1-0-1】と舞台適性は十分。そろそろ勝ち切りたいタイミングだ。

同じく先行力を武器に注目したいのが、ディーマジェスティ産駒の5歳牡馬ペプチドタイガー。前走の麦秋ステークスでは2番手から粘り込んで2着、3月の鳴門ステークスでは差して2着に入るなど、自在な脚質が魅力の一頭。展開に左右されにくく、近走の安定感も高いため、今回も上位争いは必至と見ていい。

穴馬として一発があっても不思議ではないのが、ランハッピー産駒の5歳牝馬シゲルソロソロ。2勝クラスを勝ち上がった後、3勝クラスでは4着、6着と善戦を続けており、今回は約5か月ぶりの休み明け。前に人気馬がいる展開はこの馬にとって理想的で、展開が噛み合えば単勝でも妙味十分な存在だ。

それぞれに強みを持った馬が揃う一戦。展開ひとつで着順が大きく入れ替わる可能性もあり、見応えあるレースとなりそうだ。