【安田記念2022予想】主役はシュネルマイスター、ベスト舞台で巻き返せるか？

春の東京G1・5連戦を締めくくるのは、春のマイル王決定戦「安田記念」だ。主役は昨年のNHKマイルCの勝ち馬で、続く安田記念で3着だったシュネルマイスターか。

古馬と初対決となった昨年の安田記念はダノンキングリー、グランアレグリアに続く3着。秋はマイルCSでグランアレグリアと0秒1差の2着と、勝利は手にできていないものの、G1マイル戦線で一流マイラー達と激戦を繰り広げてきた。ベストの東京マイルを舞台に、1年1カ月ぶりのG1制覇を目指す。

今年は春のドバイターフから始動。初の海外遠征ながら1番人気に支持されるも、結果は本来の伸びを欠いて8着止まりだった。レースでは中団前目のベストポジションで進め、直線もしっかりと外に出して、あとは追い上げるだけの競馬だったが、いつもの脚が出なかった。「ナイター競馬でテンションも上がり気味だった」とC.ルメール騎手はレース後にコメントしているが、明確な敗因は不明だ。

敗因が距離ならマイルへ戻る今回は条件好転。1600mは「2-1-1-0」、東京コースは「2-0-1-0」と好成績で、間違いなく今回の条件はベストだ。

海外帰り初戦ということで気になるのはむしろ状態面。1週前で馬体重500kgと発表されており、秋初戦のマイルCS時点から20kg増といううことでやや太め残りの感もある。ドバイでの馬体重が発表されておらず正確にどれだけ増えたのかは不明だし、もちろん成長分もあるだろう。ただ、前走の敗因も不明瞭の中、目に見えない不調もあると考えると状態面については慎重に見極めたいところだ。