【STV杯2026】ラパンチュールは"危険な人気馬"か?上昇度や条件好転で狙いたい2頭に注目
公開: 2026/06/17 09:25

今週土曜の函館競馬メインは、芝1200mで行われる2勝クラス「STV杯」が開催。
過去の傾向を見ると、定量戦として行われた近年のSTV杯は比較的人気サイドが好走。2023年はハンデ戦だったことで上位人気馬が総崩れとなる波乱決着だったが、定量戦に戻る今年は能力比較がしやすく、実績馬やコース適性の高い馬が力を発揮しやすい条件と言える。
その中で最も注目したいのがラパンチュールだ。
美浦・蛯名正義厩舎に所属するタワーオブロンドン産駒の4歳牝馬で、近2走はいずれも1番人気に支持されながら4着に敗れている。
特筆すべきは函館適性の高さだ。これまで挙げた2勝はいずれも函館芝コースでマークしており、洋芝への対応力はメンバー中でも上位。さらに今回は武豊騎手とのコンビ継続となる。蛯名正義調教師と武豊騎手は同世代として長年競馬界を牽引してきた存在であり、函館開催で同期コンビが結果を残せるかにも注目が集まる。
とは言え、今回は7ヶ月ぶりの実戦と久々。先月末には「これだけ休養を挟んだにもかかわらず、なかなか不安一掃とはいかない様子。引き続き左トモに注意を払っていく必要があるというのが正直なところです。」と蛯名調教師から心許ないコメントが出ており、状態面には引き続き不安が残る。中間でどこまで仕上げることが出来ているのか。そこを見極める必要がある。人気を集める可能性が高いだけに、"危険な人気馬"と見るファンも少なくなさそうだ。
一方、上昇度という点で見逃せないのが3歳馬モンサンゴールデンだ。
前走の1勝クラスでは6番人気の評価ながら鮮やかな差し切り勝ちを収めた。芝・ダートを問わず1200m戦で安定したパフォーマンスを見せており、スプリント戦への高い適性がうかがえる。夏競馬は3歳馬が古馬との差を一気に縮める時期でもあり、斤量面の恩恵も含めれば十分に通用する可能性がある。
さらに穴候補として面白いのがクリエープキーだ。
フィリーズレビュー、葵ステークスと重賞戦線で揉まれてきた経験は、このメンバーでは大きな強みとなる。近2走は着順だけを見ると大敗だが、前走の葵ステークスはスタートで後手を踏み、本来の競馬ができなかった。今回は自己条件に戻り、3歳牝馬らしく53kgで出走できる点も魅力。重賞で戦ってきた相手関係を考えれば、一気の巻き返しがあっても不思議ではない。
定量戦らしく実力馬が力を発揮しやすい一戦になりそうだが、上位人気の存在となるラパンチュールには状態面に不安が残る。成長著しいモンサンゴールデン、条件好転のクリエープキーがどこまで迫れるかに着目して馬券を組み立てたい。

