シンボリクリスエス、種牡馬引退。余生はシンボリ牧場で
G1・4勝の実績を持ち、2002~2003年と2年連続でJRA年度代表馬を受賞したシンボリクリスエス(牡20)が、種牡馬を引退することが明らかになった。22日、同馬をけい養していた北海道のブリーダーズスタリオンステーションが明かした。
現在同馬はすでにブリーダーズスタリオンステーションを出発しており、今後は千葉県のシンボリ牧場で余生を送る予定とのこと。
シンボリクリスエスは2001年10月にデビュー。翌年2002年の青葉賞で重賞初制覇を果たすと、続く日本ダービーで2着に好走。同年の天皇賞秋を優勝しG1初制覇を果たすと、年末の有馬記念を優勝して同年の年度代表馬に輝いた。翌年2003年も天皇賞秋を制して連覇を果たすと、有馬記念も優勝して連覇を達成し、同年も年度代表馬を受賞し2年連続で年度代表馬に輝いた。
2003年の有馬記念後に引退し、種牡馬入り。種牡馬入りしてからも、エピファネイア、サクセスブロッケン、ストロングリターン、ルヴァンスレーヴ、アルフレードと5頭のG1(Jpn1含む)馬など、多数の活躍馬を輩出した。
シンボリクリスエスは父Kris S.、母Tee Kay、母父Gold Meridianという血統の米国産馬。通算成績は15勝8勝、うち重賞は6勝。シンボリクリスエス号、お疲れさまでした。