天皇賞秋(2017)の予想オッズと過去データから傾向を分析!
いよいよ今週末は秋古馬三冠の初戦「天皇賞秋」が東京競馬場で開催されます。今年は大阪杯がG1に昇格し、ますます面白くなってきた中距離路線。引退前に天皇賞の春秋制覇を狙うキタサンブラックに、前走の毎日王冠で約1年半ぶりに白星をあげ復活Vを果たしたリアルスティール、今春安田記念を制し念願のG1タイトルを獲得したサトノアラジンなど、超豪華メンバーが勢揃いとなりました。
今年の「秋の盾」を手にするのは一体どの馬なのでしょうか。今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に天皇賞秋の傾向を探っていきたいと思います。
1番人気は堅実。複勝率は90%
1番人気は勝率50%、連対率70%、複勝率90%と信頼度はかなり高めで、軸には最適。2~4番人気からは過去10年で勝ち馬が1頭も出ておらず、勝率は低め。逆に5番人気が4勝を挙げ好成績です。3着内30頭中29頭が7番人気以下で決着しており、基本的には堅い決着となる傾向が強いと言えるでしょう。
【該当馬】1番人気:キタサンブラック(下記「予想オッズ」を参考)
人気 | 成績 |
---|---|
1番人気 | 5-2-2-1 |
2番人気 | 0-3-2-5 |
3番人気 | 0-0-2-8 |
4番人気 | 0-1-0-9 |
5番人気 | 4-0-0-6 |
6番人気 | 0-0-4-6 |
7番人気 | 1-3-0-6 |
8番人気 | 0-0-0-10 |
9番人気 | 0-0-0-10 |
10番人気 | 0-1-0-9 |
11番人気 | 0-0-0-10 |
12番人気 | 0-0-0-10 |
13番人気 | 0-0-0-10 |
14番人気 | 0-0-0-10 |
15番人気 | 0-0-0-10 |
16番人気 | 0-0-0-9 |
17番人気 | 0-0-0-8 |
18番人気 | 0-0-0-6 |
オッズ | 成績 |
---|---|
1.0~1.9倍 | 0-0-0-0 |
2.0~2.9倍 | 3-1-2-1 |
3.0~3.9倍 | 2-2-0-1 |
4.0~4.9倍 | 0-1-4-5 |
5.0~6.9倍 | 0-1-0-7 |
7.0~9.9倍 | 0-1-1-8 |
10.0~14.9倍 | 2-1-2-6 |
15.0~19.9倍 | 2-0-0-5 |
20.0~29.9倍 | 0-0-1-10 |
30.0~49.9倍 | 1-3-0-32 |
50.0~99.9倍 | 0-0-0-32 |
100.0倍以上 | 0-0-0-36 |
年 | 馬単 | 三連単 |
---|---|---|
2007 | 6,730円 | 183,380円 |
2008 | 1,050円 | 3,250円 |
2009 | 29,270円 | 102,110円 |
2010 | 1,660円 | 7,480円 |
2011 | 23,560円 | 214,010円 |
2012 | 8,980円 | 39,520円 |
2013 | 4,510円 | 14,310円 |
2014 | 6,780円 | 23,290円 |
2015 | 10,390円 | 109,310円 |
2016 | 3,700円 | 32,400円 |
予想オッズ
出走予定馬と独自予想オッズになります。
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | キタサンブラック | 2.6 |
2 | リアルスティール | 4.3 |
3 | サトノアラジン | 6.0 |
4 | サトノクラウン | 7.4 |
5 | グレーターロンドン | 8.7 |
6 | ソウルスターリング | 10.3 |
7 | ステファノス | 15.8 |
8 | ヤマカツエース | 18.2 |
9 | マカヒキ | 21.4 |
10 | ネオリアリズム | 28.2 |
11 | シャケトラ | 38.7 |
12 | サクラアンプルール | 47.9 |
13 | レインボーライン | 68.3 |
14 | ミッキーロケット | 76.2 |
15 | カデナ | 108.1 |
16 | ワンアンドオンリー | 132.5 |
17 | ヒットザターゲット | 185.4 |
18 | ロードヴァンドール | 210.3 |
※正式オッズは馬券発売後に随時公開されます。必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。
「内枠」&「差し馬」が有利な傾向に
コースは東京競馬場の芝2000m。スタートしてから最初の2コーナーまでの距離は約130mと非常に短く、先行馬にとってはとくに外枠が不利となりやすいです。データでは1枠と4枠の成績が良く、7,8枠の成績が低くなっております。
一般的に速いタイムが出る高速馬場になる事が多く、スピード豊富でキレのある瞬発力を持つ馬が好走傾向にあります。データでは差し馬がよく決まっております。
【該当馬】差しタイプ:マカヒキ、ミッキーロケット、ヤマカツエース、リアルスティール、レインボーライン、カデナ、グレーターロンドン、サクラアンプルール、サトノアラジン、シャケトラ、ステファノス、トルークマクト、ヒットザターゲット、ワンアンドオンリー
枠番 | 成績 |
---|---|
1枠 | 2-2-1-14 |
2枠 | 2-1-0-17 |
3枠 | 0-0-3-17 |
4枠 | 2-3-2-13 |
5枠 | 1-2-0-17 |
6枠 | 2-0-1-17 |
7枠 | 1-2-1-22 |
8枠 | 0-0-2-26 |
脚質 | 成績 |
---|---|
逃げ | 0-1-0-9 |
先行 | 3-4-2-30 |
差し | 7-4-4-64 |
追い込み | 0-1-4-40 |
マクリ | 0-0-0-0 |
「4~5歳牡馬」&「関西馬」が中心、牝馬は前走G2以上のレースで2着以上
4~5歳の牡馬が中心となります。牝馬で優勝したのは08年のウオッカと10年のブエナビスタの2頭。いずれの前走がG2以上のレースで2着に入着した馬でした。所属は関西馬が好走しております。
【該当馬】4~5歳の関西馬(牡馬):キタサンブラック、シャケトラ、マカヒキ、ミッキーロケット、ヤマカツエース、リアルスティール、レインボーライン、ロードヴァンドール
前走G2以上のレースで2着以上の牝馬:該当なし
馬齢 | 成績 |
---|---|
3歳 | 0-2-2-9 |
4歳 | 4-6-2-30 |
5歳 | 5-2-4-35 |
6歳 | 0-0-2-29 |
7歳以上 | 1-0-0-38 |
性別 | 成績 |
---|---|
牝馬 | 2-3-1-6 |
牡馬 | 8-7-9-137 |
所属 | 成績 |
---|---|
栗東 | 8-6-7-89 |
美浦 | 2-4-3-52 |
地方 | 0-0-0-2 |
馬体重はマイナスでも好走傾向に
馬体重は減っている馬の方が好走しております。ただし-10kg以上は割引き。
馬体重増減 | 成績 |
---|---|
~-20kg | 0-0-0-0 |
-19~-10kg | 0-0-0-11 |
-9~-4kg | 4-1-1-28 |
-3~+3kg | 4-7-6-54 |
+4~+9kg | 2-1-1-40 |
+10~+19kg | 0-1-2-9 |
+20kg~ | 0-0-0-0 |
今回減 | 6-3-2-61 |
同体重 | 2-3-4-15 |
今回増 | 2-4-4-66 |
前走は「毎日王冠」&「宝塚記念」に注目、前走着順は2着以上が好走傾向に
前走は王道ステップの毎日王冠が一番多いですが、母数も多いので、好走率で見ると2番目に多い宝塚記念の方がやや高いです。いずれにせよ、この2レースが中心となります。
前走着順は2着以上が8勝をあげており好成績。また、3着内30頭中19頭は前走2着以上の馬でした。前走着順は2着以上が好走傾向にあります。
【該当馬】前走毎日王冠2着以上:リアルスティール(1着)、サトノアラジン(2着)
前走宝塚記念2着以上:サトノクラウン(1着)
前走 | 成績 |
---|---|
毎日王冠(G2) | 5-4-4-46 |
宝塚記念(G1) | 2-3-1-14 |
札幌記念(G2) | 2-0-1-11 |
京都大賞典(G2) | 1-0-0-15 |
セントライト記念(G2) | 0-1-1-0 |
安田記念(G1) | 0-1-0-2 |
天皇賞春(G1) | 0-0-1-5 |
前走 | 成績 |
---|---|
オープン特別 | 0-0-0-3 |
G3 | 0-0-1-10 |
G2 | 8-6-7-101 |
G1 | 2-4-2-23 |
前走着順 | 成績 |
---|---|
1着 | 3-3-5-32 |
2着 | 5-1-2-19 |
3着 | 1-1-1-16 |
4着 | 0-0-0-11 |
5着 | 0-2-1-7 |
6~9着 | 1-2-1-35 |
10着以下 | 0-1-0-23 |
騎手は「武豊」&「M.デムーロ」に注目
騎手は武豊とM.デムーロの成績が良いです。
【該当馬】武豊騎手の騎乗馬:キタサンブラック
M.デムーロ騎手の騎乗馬:サトノクラウン
騎手 | 成績 |
---|---|
武豊 | 2-0-1-7 |
M.デムーロ | 1-1-1-1 |
北村宏司 | 1-1-0-4 |
横山典弘 | 1-0-1-5 |
福永祐一 | 1-0-1-7 |
戸崎圭太 | 0-2-0-2 |