【JRA】23年の歴史に幕「ウインズ佐世保」が12月28日で営業終了

JRA(日本中央競馬会)は7月23日、長崎県佐世保市にある場外勝馬投票券発売所「ウインズ佐世保」の営業を、今年の有馬記念当日である12月28日(土)をもって終了すると正式に発表した。
ウインズ佐世保は、2002年7月20日にオープン。長崎県内では唯一のJRAウインズとして親しまれてきた。施設はハウステンボス内に位置し、外観はオランダ・アムステルダムの歌劇場をモデルに設計。内部もオペラハウス風の造りとなっており、テーマパークの街並みに調和した異国情緒あふれる建築として注目を集めていた。
23年にわたって多くの競馬ファンに親しまれてきたが、近年はインターネット投票(即PAT等)の普及もあり、場外発売所の役割も変化。営業終了後の馬券払戻サービスについては、今後あらためてJRAより案内がある予定。
なお、JRAは今回の営業終了に伴い、ネットでの馬券購入をサポートする「ネット馬券購入サポートデスク」を8月9日(金)から設置。また、即PATの新規加入キャンペーンも同時に実施することで、ファンの利便性向上を図る。
地方都市のウインズ閉鎖は、競馬のデジタル化・時代の移り変わりを象徴する出来事と言える。長年愛されてきた“ウインズ佐世保”の閉場は、多くのファンにとってひとつの時代の終わりを意味することになるだろう。

