【川崎記念2016予想】手負いの騎手に不安

27日は川崎競馬場にて「第65回川崎記念」が開催。同競走は交流重賞のレースで今年は中央から6頭、地方馬から7頭が出走する13頭立てとなっている。前売りオッズの人気は中央のホッコータルマエとサウンドトゥルーの2頭が抜けた感じの人気となっており、これに同じく中央から前走名古屋グランプリJp(G2)を優勝したアムールブリエや昨年の川崎記念2着馬のカゼノコが対抗馬として人気を集めているという感じ。

アムールブリエに浜中、怪我でもヤル気まんまん

中でも牝馬のアムールブリエは筆者が注目していた一頭なのだが、主戦騎手である浜中俊騎手は24日に落馬をしてしまい左上腕打撲症と診断されたばかりである。浜中騎手は24日の中京1Rで1番人気に指示されたマーキークラブに騎乗した際、馬が直線手前で逸走し、外ラチに激突して芝コースまで派手に飛ばされてしまった。幸いにも人馬ともに骨折もなく無事であったが、川崎記念で騎乗できるかどうかが懸念事項であった。ただ、本人も翌日には「川崎記念は騎乗します」とコメントしており、前日の出馬表にも浜中騎手の名前が記載されているので騎乗することは間違い無さそうだ。怪我の具合がどの程度かは不明であるが、騎乗に大きな影響がないことを祈る。

上位2頭に人気が集まることが予想されるが、若干衰えが見え始めているホッコータルマエに、脚質的に展開次第となりそうなカゼノコといったようにそれぞれに不安要素がある。アムールブリエにとって今回連勝のチャンスは大いにあると言えよう。土日の騎乗に向けて大事を取るのだろうと思っていた浜中騎手だったが、ヤル気満々ということは勝てる見込みが相当ある馬なのかもしれないぞ。